2010-01-01から1年間の記事一覧

くっつかない糊。

よく晴れた日。花粉もよく飛んでいた。 午前中、野外での仕事のため花粉対策にイオンで花粉をブロックするという薬を鼻周辺に塗ってみる。この薬を塗った手がなんだか臭い。この匂いどこかで嗅いだことがあると思ったら、糊の匂いに近いのだ。モノをくっつけ…

肩の荷棚卸し。

今日は職場で棚卸し。 おろしたい肩の荷は数あれど、日々荷は減る様子もなく平然とその重みをこの身にあずけてくる。こまったもんだ。 退勤して本屋へ。 浅生ハルミン「猫の目散歩」(筑摩書房) 猫の目散歩作者: 浅生ハルミン出版社/メーカー: 筑摩書房発売…

雨遠く。

日記を書いていなかったこの数日を振り返ると、ひさびさに『WiLL』4月号を買って、向井透史「早稲田古本劇場」を読む。「わめぞ史」の第1回。こういう概説的な文章というのはお定まりのパターン化したものが多いだけに筆者の力量が如実に表れるものなの…

餃子も酒もおあずけ。

昨日のことを少々。 仕事を終えて歩いてブックオフに寄り道する。収穫は『みすず』の2003年読書アンケート特集号。持っていなかったのだ。線引きありなのだが、その線が僕好みの書名に引いてあるので嫌な気がしない。 ブックオフ帰りにこの前存在を知っ…

水道橋は飯田橋より芳し。

今日は出張で都内へ。携帯本は北村薫「自分だけの一冊」(新潮新書)。なんとも暖かい春めく日差しが電車の窓から差し込んでくる。気分よくほんわか本を読むことができるのだが、しばらく行くと地下に入ってしまうのが少し残念。「自分だけの一冊」は北村さ…

no sugar, no salt。

週初めは遅番から始まる。いつもより睡眠時間は取っているはずなのだが、休日あけで緊張感が抜けたせいかなんだか体のあちこちがだるい。 平常業務を終えた後、会議があり、職場の置かれた状況の厳しさに関するパワーポイントを使ったレクチャーを受ける。ど…

待ってるカリフォルニア。

9時に起きる。 日曜のテレビを観ながら洗濯をし、ゆっくり風呂に入る。BGMは「THIS IS Tal Farlow」(Verve)。タル・ファーロウのギターとエディ・コスタのピアノは晴れた休日の午前中になんだかしっくりくる。ディス・イズ・タル・ファーロウアーティスト:…

雪に恨みはないけれど。

朝起きて外を見ると雪が降っている。ああ、これで今日の仕事は平常勤務となった。晴れていれば昼過ぎの早じまいとなり、午後にはのんびり映画でも観に行く暇ができたのに。バスの車窓から恨めしく雪を見ながら出勤。 あまりテンションのあがらない一日を過ご…

「作家の手」でほぐされる。

今日は遅番。 出勤前に修理に出していた携帯電話を受け取りにauショップに行くが、まだ10時に5分足りない。シャッターは3分の1しか開いていない。時間つぶしに近くのドトールに入り、ブレンドを頼む。コーヒーを飲みながら野口冨士男「作家の手」(ウエ…

昼間の本の光源寺。

洗濯を済ませ、クリーニング屋に寄ってから駅に向かう。すでに昼を過ぎており少しばかり気がせくのは仕方がない。今日は駒込の光源寺で行われている「羽鳥書店まつり」最終日なのだ。4時の終了時間に間に合わないということはよもやあるまいが、時間に急か…

スロースターターフグ。

今日は職場の同僚たちと年に1回フグを食べにいく日。 いつものごとくフグ刺しを食べた後は苦手な唐揚げやてっちりなどをスルーし、最後の雑炊に持てる力を降り注ぐ。フグに関してはスロースターターなのだ。隣の鍋の残りまでもらいまんぞく、まんぞく。 地…

自宅本ドラフト会議。

休日出勤の仕事を終えて地元のサブカル系古本屋へ。 100円棚から。 武田泰淳「蝮のすえ 『愛』のかたち」(講談社文芸文庫) 倉石武四郎「中国文学講話」(岩波新書) ともに書き込みあり。前者は「蝮のすえ」の冒頭数ページに線引きと書き込み。その内容…

うれしくないはずがない。

今日は都内へ出張。 イベント終了後、懇親会のスピーチでエジソンの言葉「天才は1パーセントのひらめきと99パーセントの汗で・・・」から努力の大切さを説くというルーティンが未だに使用されているのを目撃する。 出張を終え、急ぎ神保町へ向かう。ここ…

ギシギシする週末。

昨夜は友人から誘われて武蔵小山で飲む。わずか梅酒1杯で朦朧となり、友人の話は独り言にしかならなくなった。 この1週間、一番神経を使う仕事が数回あり、それに加えて二つの葬儀があって心身ともに疲れがたまり、昨日は朝から洟が出て、くしゃみが出て、…

寸志の本。

職場で仕事に疲れ、パソコンでBookJapanにアップされた北條一浩さんの書評を読む。とても熱の入った言葉にこれは読まなくてはと心動かされる。 退勤して本屋へ。昨日職場関係の葬儀があって手伝いに行ったのだが、そこで出した香典と同額の寸志をいただく。…

霙をぬぐい、雪をはたく。

朝、職場で悲しいニュースを聞いた。 2日前、大学時代の友人たちと渋谷で万歳三唱をしていた時にすでにそんなことになっていようとは思いもしなかった。ネットで見たニュースが自分の知り合いの身に起こったことだったとは。しかし、感傷に浸る間もなく時間…

空白を充たす。

昨夜は先週に引き続き大学時代の友人たちと会った。友人のひとりが経営していた会社を負債を抱えてたたみ、その裁判のために関西の実家からこちらに出てくるのに合わせてみんなで集まろうということになったのだ。中には四国からはるばる出てきた者もいる。…

『ちくま』で『sumus』。

生温かい風が吹く日。 ある懸案事項について職場の若手数人と話をする。ついこないだまで若手のつもりでいたのだが、もうそう言っていられない場所に自分が来てしまっていることを実感する一日となった。 いつの間にか止んでしまった雨をアスファルトに感じ…

触れるものみな懐かしい。

仕事の合間に携帯でブログ散歩をしていたら、黒岩比佐子さんが中公文庫の新刊、北大路魯山人「春夏秋冬 料理王国」の解説を書いていることを知った。しかも、今月のちくま文庫の新刊でも「春夏秋冬 料理王国」が出たことも分かった。 退勤後、本屋へ行き、さ…

時のエレベーター。

職場へ有休願いを出し、母校の大学へ向かう。今日は恩師の最終講義があるのだ。 車内では携帯本の大村彦次郎「文壇栄華物語」(ちくま文庫)を読む。しばらくこの本を持ち歩いているのだが、500ページ以上ある肉厚の文庫はなかなか読み終わらない。内容は…

五年前も本を買いました。

ずいぶんと暖かな朝を迎えた。 あれこれとストレスのたまる一日を過ごし、退勤。 帰りのバスで三遊亭円丈「金明竹」を聴く。名古屋出身の師匠による名古屋弁「金明竹」だ。声の強弱の付け方が独特で、昔聞いた高座を思い出す。 家のポストに『Monthly…

寒くないという助っ人。

朝の天気予報は暖かくなると言っていたが、家を出てみるといつもとあまり変わらない。 夕方、野外仕事に出てみると驚くほど寒くない。寒くないというだけで仕事がずいぶん楽であることに気づく。 帰宅して金子拓「織田信長という歴史 『信長記』の彼方へ」(…

煩悩の数の本。

今日は外市。 スタートの12:00になんとか間に合うように到着した。みなさんに挨拶して一通り棚を見てから最近オープンしたひぐらし文庫に行ってみる。 目にまぶしいくらいの真新しい木の扉を開くとこぢんまりとした店内。女性店主の店らしく明るく清潔…

本を遡上する。

毎日寒い。野外仕事がつらい。 職場に本が届く。 金子拓「織田信長という歴史―『信長記』の彼方へ」(勉誠出版) 織田信長という歴史―『信長記』の彼方へ作者: 金子拓出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2009/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 24回…

前座うどんと二つ目バス。

今日もまた寒い一日だった。 屋内と野外の仕事を終えて退勤する。 本屋へ。5人の人選が魅力的であったので買ってみる。 稲田和浩・守田梢路「5人の落語家が語る ザ・前座修業」(NHK出版生活人新書) 5人の落語家が語る ザ・前座修業 (生活人新書)作者:…

図抜け大一番読みかけ型。

久しぶりの雨の日は寒い一日だった。 職場の机がある部屋は暖房温度が低めに設定されているためスーツのジャケットを着ていてもどこか寒く、部屋を出た廊下に至ってはまったく暖房が入っていないため外にいるのと区別がつかない。 夕方、雨の中を来客があり…

白昼にどっきり。

朝6時過ぎに家を出るとまだ外は暗い。今日は休日出張の野外仕事である。ダウンジャケットを着込み手袋をはめていても寒さはどこからともなく忍び込んでくる。 つま先からしみてくる寒さに閉口していた野外仕事は昼に近付くにつれて強く照りつけてくれた太陽…

モデム変身ネットを駆けろ。

今日は職場で新年会。 正月2日からの流動食生活の流れで胃袋を小さくしようと考えており、テーブルに並べられた寿司、パスタ、から揚げなどには手をつけず、乾杯用にウーロン茶を1杯だけ飲み、偉い人の挨拶が済んだところで会場を抜けだし、自分の机でカロ…

流動する日々。

今日は退勤後、帰宅して洗濯。3日から今日までずうっと胃腸の様子を窺いながらウィダーインゼリーなどの流動食しか食べてない。今夜くらいから少しずつ通常の食事に移行しようと考え、まずはお粥からスタート。まあ、これも流動食だが。コンビニで買ってき…

年末の仇を年始で討つ。

今年は体調不良から始まった。2日の午後に実家を出て来たのだが、電車の中で腹痛がひどくなり、吐き気が刻一刻と募っていく。途中の駅と地元の駅でトイレに駆け込む。自宅に戻ってからも数度戻してしまい3日の日は仕事をキャンセルして大人しく療養してい…