2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

光陰「ブ」ではやし。

朝、職場で日曜の新聞から読書欄をチェック。読書欄ではないが、日経新聞に野崎歓さんが最近になって宮崎アニメに目覚めた話を書いていて面白かった。 夕方退勤。「新・文學入門」を週末に読んだ影響で、古本屋に行きたい思いが心中で煮えたぎっているため、…

古本生活の推進力。

昼近くまで寝ている。何時間寝たということよりも、思い切り寝たと思えることがうれしい。 遅い朝食をとってからシャワーを浴び、早速「新・文學入門」の続きを読み始める。「新・随筆入門」から「新・詩集入門」を経て「新・文學全集を立ちあげる」へ至る道…

昼食難民の神保町。

半ドンの仕事を終えるとさっさと電車に乗り込んで神保町へ向かう。車中の友は堀江敏幸「回送電車」。徳田秋声「町の踊り場」についての正宗白鳥、小沼丹、古井由吉が書いた梗概を比べる「梗概について」の正・続が面白い。 神保町到着。すでに3時近くになっ…

明日はグッとくる。

ああ、1時間近くかけて書いた日記が消えてしまった。 『yom yom』vol.7号を買って小西康陽さんのエッセイを読んだこと(小林信彦氏や武藤康史「文学鶴亀」への言及あり)や「daily-sumus」で紹介された「洲之内徹文学集成」(月曜社)のこと。DVDで視聴した…

世界はカフェであふれてる。

朝、バスの中で原田知世「早春物語」を聴きながら職場へ向かう。 コンビを組んでいる同僚と仕事の件で打ち合わせをしたいと思っているのだが、諸々の用事が入ってきてなかなかゆっくり話すことができない。週に一度木曜の昼過ぎに設定しているミーティングの…

隣家の本棚。

夜8時に退勤。 本屋へ。「新・文學入門」が並んでいないか目を皿のようにするも見当たらず。もう1軒の本屋に移動して探したがここもない。代わりにこれを見つけた。 『東京旅行』2号 東京旅行(2号) 西荻窪・吉祥寺 [ les deux ]ジャンル: 本・雑誌・コ…

地下室の輪廻転生。

遅番なので9時半に家を出る。天気がいい。陽光が体を包む。同じように光を浴びた紫陽花がきれいだ。 職場へ行く前に歯医者へ。今日で一応治療は終了。 夜8時まで働いて退勤。 サブカル系古本屋を覗く。100円棚にこれを見つける 井上ひさし編「社史に見…

鳴く踏切。

湿度の高い朝。傘を持って職場へ向かう。 どこかぼんやりとしてしまってエンジンがかからない。 雨が降りそうで降らない中を傘を持って退勤。 本屋へ。 まだ、岡崎武志・山本善行「新・文學入門」(工作舎)は見当たらない。 志ん朝「佃島」を聴きながらバス…

雨はサタサタと。

雨の予感がする日曜の朝、早起きして休日出張に出掛ける。 昼前までもっていた空から急に雨粒が落ちてきて、あとはずうっと雨の中での仕事となる。 夕方仕事が終わる。 横浜駅西口の有隣堂でこれを。 『國文學』7月号 特集は“地方の文学”。巻頭インタビュー…

もう一度、滝田ゆう。

朝からボディブローのようにズシンとひびく件があり、それが退勤時になっても心中でぶすぶすと燻っている。 雨が降り始めた頃に退勤。本屋へ。 堀江敏幸「回送電車」(中公文庫) こんな気分の時には堀江本がいいかもしれない。白を基調としたカバー。精興社…

夜の職場を走る。

夜の職場でドアを開けるIDカードを忘れた同僚が、インターフォンで僕の名を呼んで助けを求めている。人影まばらな職場の中央通路を疾走し、ドアを開けて同僚を中に入れる。それを見ていた女性の同僚がビックリしていた。僕の足の速さに驚いたのか、職場を走…

古本で精進落し

仕事を終えてから同僚の車でお通夜へ。職場関係の人が亡くなるのは今年に入って2人目。どちらも僕とそう変わらない年齢の方だ。故人の明るい笑顔が何度も目に浮かんでくる。 地元に戻り、夕食を食べてから帰宅。着替えて自宅近くのブックオフまで歩く。気持…

手記より日記。

8時過ぎに退勤し、本屋へ。 まずは、この2日間複数のコンビニで売切れてしまっていて手に入れられなかった『週刊現代』をやっと入手。この号は秋葉原事件関係の手記が掲載されていたためか足が早く、すぐに棚から消えてしまっていたのだ。 古本屋を挟んで…

重機で本を崩す。

今日は遅番。朝のんびりしていると隣りの空地でダイワハウスの賃貸住宅を建てるための工事が始まった。土台をつくるために重機が土を掘り返している。その振動がこの部屋まで伝わり、歯を磨いている時に音を立てて本の山がひとつ崩れた。 通常、昼間は仕事に…

秘密のため息。

梅雨はどこへ行ってしまったのだろうかと思いつつ、天気のよさを喜ぶ。 今日は研修生最後の日。特に研修生にはこれといった仕事もなく、一日のんびり過ごしていたようだ。最後に「いろいろお世話になりました」と手紙とお礼の品をもらう。こちらは仕事でやっ…

ギブアップ・ナンシー。

2週間ほどの潜水のあとやっと水面に浮かび上がって、肺の奥まで息を吸い込んだ気分で起床。 午前中ゆっくり過ごし、昼前に家を出る。向かうは鬼子母神。 今日の携帯本は昨日買った高島俊男「お言葉ですが…9 芭蕉のガールフレンド」(文春文庫)。昔、武蔵…

土曜日のフライデー。

今日も暑いのだが、風が心地よい。 デスクワークや野外仕事をこなして夜7時に退勤。 本屋へ。 高島俊男「お言葉ですが… 芭蕉のガールフレンド」(文春文庫) そうだ、これが出ていたんだ。最初の「武蔵にいたころ」をサッと読む。やっぱり面白いや。 帰宅後…

昭和のトンカツ。

いやぁ、いい天気だなあと思いながら職場へ。 午前中は野外仕事をこなし、午後から出張。場所が五反田周辺なのでもし南部古書会館で古書展が開催されていたらちょっと寄り道でもなどと不埒なことを考えたが、残念ながら今週はなし。 集合時間まで余裕がある…

文芸文庫だもの。

担当している研修生が早く帰ったので、こちらも早目に退勤する。7時台に帰るのって久しぶりだな。 本屋へ。 『本の雑誌』7月号 和田芳恵「ひとつの文壇史」(講談社文芸文庫) ひとつの文壇史 (講談社文芸文庫 わB 5)作者: 和田芳恵出版社/メーカー: 講談…

A型5%の世界。

このところ面倒をみている研修生は人間的に愛すべき人なのだが、こちらの意表をつくような行動をいろいろとしてくれるので目が離せない。 アドバイスのために個人的に話した僕の言葉を職場の公式文書にそのまま載せようとしたり、そこにいる人たちには見せて…

歳をかける少女。

遅番の日。昨日に続き、口が大きく開かないのでチューブ入りのカロリーメイトゼリーで朝食。 歯医者へ行く。虫歯と思っていたのだが歯肉炎ではないかと診断され歯の掃除と歯肉の殺菌治療を受ける。おかげで痛みが軽くなった。 アドバイスをして書類を書き直…

なぜ歯磨き粉なんだ?

朝、職場で昨日の毎日新聞を開き、読書欄をチェック。 堀江敏幸氏のブルガーコフ「巨匠とマルガリータ」評を読む。うまくあおられてしっかりと読みたくなる。 歯痛は痛み止めで押さえているのだが、昼食を食べようとしたら口がうまく開けられない。口の中に…

日曜をごまかす。

雨を心配しながら休日野外出張へ。 相変わらず寝不足で、人と関わる部分がしんどいから、愛想のいい無口になっている自分に気づく。 仕事の空き時間にパイプ椅子に腰掛けてウトウト、仕事開始を壁に寄りかかって待ちながらコクリコクリ。 朝からずうっと曇っ…

家のカタチをした本棚。

仕事が思いの外はやく終わったので、武藤さんに誘ってもらったNEGIさん宅ツアーに参加する。 明大前で列車を待っていると、ホームに向井さんの姿が。 一緒に最寄り駅へ。 そこで退屈男さんや南陀楼さんたちと合流。10人程でNEGIさん宅へ。 すでに家の前か…

深夜マイナス1。

そんなつもりはないのだが、気がつくと夜10時を過ぎて職場にいた。今夜は他に同僚もいたため照明は消えず。 本屋へ。これが出ていた。 岡崎武志・角田光代「古本道場」(ポプラ文庫) 古本道場 (ポプラ文庫) [ 角田光代 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック >…

暗闇でガックリ。

あれこれと仕事に追われているうちに9時を過ぎる。いつの間にか職場の部屋には僕ひとり。 それでも挫けずパソコンに向かってエクセルをいじっていると、いきなり照明が落ちる。見回りの警備員が無人と勘違いしたらしい。 やる気も一緒にブラックアウト。 本…

饒舌な不在。

朝からバタバタと仕事に追われて一日過ぎた。 退勤するとすでに10時近い。もう、本屋に寄る時間も気力もないので、バスに乗って帰る。iPodで桂枝雀「道具屋」を聴きながら。 コンビニで夕食(夜食に近いか)と『テレビブロス』を買って帰宅。 『テレビブロ…

海の鳴る朝。

本日遅番。朝食をとってから『海鳴り』を手にとり、天野忠「十一月十三日十四日の記」と庄野至「真夜中の祝宴」を読む。贅沢なPR誌だなあ。 「十一月十三日十四日の記」は田村隆一氏との対談の一夜を描く。先日読んだ林哲夫さんの文章に天野さんのエッセイを…

ながい傘がない。

月曜日。どこかぼんやりした頭で一日を過ごす。 午後遅く降り始めた雨が夕方あがる。持ってきた傘を職場に忘れて退勤。 職場関係者が入院している病院に見舞いに行く。電車に乗ろうとして携帯本を忘れたことに気づく。病院のある駅近くの本屋でこれを買う。 …

恐るべき同級生。

11時に家を出て神保町へ向かう。もちろん、アンダーグラウンド・ブック・カフェ(UBC)・ファイナルに行くためだ。 まず、日本特価書籍に寄り道。 石堂淑朗「偏屈老人の銀幕茫々」(筑摩書房) 結城信孝編「結城信一評論・随筆集成」(未知谷) 石堂本はい…