隣家の本棚。


 夜8時に退勤。


 本屋へ。「新・文學入門」が並んでいないか目を皿のようにするも見当たらず。もう1軒の本屋に移動して探したがここもない。代わりにこれを見つけた。

  • 『東京旅行』2号


 名古屋の雑貨屋さんとイラストレーターのコンビ“les deux”による西荻窪・吉祥寺案内。にわとり文庫音羽館、興居島屋、トムズボックスといった古本屋が載っているのでつい手に取って買ってしまう。手書きの見出しなど全体の印象は『いろは』に近いかな。
 興居島屋近くにある喫茶店「どんぐり舎」は、もとジャズ喫茶だったのか。まだ一度も入ったことがないので今度寄ってみよう。


 桂枝雀「佐々木政談」を聴きながら帰る。


 自分の部屋のある路地の入り口にあるちょっと洒落た家の窓が開いていて灯がもれている。ふとその窓に目をやるとそこには本棚があった。20メートル以上離れているので背表紙の文字を読むことはできないのだが単行本を中心とした趣味の良さそうな本棚だ。ちょっとNEGIさん宅を思い出す。こんなちゃんとした本棚があると知っただけでなんだか隣りの家に対する親近感が湧いてくる。