振り向かずに出口に向かうべし。


 本日遅番。駅ビルで栗抹茶おこわと根菜の煮物を買ってから職場へ。


 定時まで働いてすぐに退勤。ここでぐずぐずしていると何かが起こって足止めを食うことになりかねないのだ。予定のあるときは後ろを振り向かずに出口に向かうべし。


 今日は7時から西荻窪で“だいこんの会”という飲み会があり、それに参加することになっているのだ。折角、西荻方面に行くのだから、集合時間前に荻窪まで足を伸ばし、ささま書店を覗こうと店の前まで行くとシャッターが閉まっている。火曜日が定休日なんだ、知らなかった。


 気を取り直して線路を渡り、ブックオフへ。

 西荻に移動。まだ集合まで15分ほどあるため音羽館に行こうと店の前まで来るとこちらもシャッターが。ここも火曜定休だ。


 駅方面に戻りながら信愛書店を覗く。棚にこれを見つける。

 今新刊で買える唯一の木山単行本ではないか。太宰や井伏といった阿佐ヶ谷会関係の作家についてのエッセイを収録した本。中央線沿線の本屋で買うのがしっくりくる。


 駅前に戻ると北條さんが4、5人の女性に囲まれて立っていた。聞いていた通り女性の多い飲み会らしい。みなさんと一緒に今日の会場である三善へ。


 2階座敷に上がるとすでに岡崎さんが来ていた。その後遅れて来た方を含め30人ちかい人数になる。顔見知りのコウノさん、天野さん、阿部さん、石原さん、西秋書店さんの顔も見える。
 初めてお会いした原書房の編集者の方やbraryさんのお知り合いという院生の方ともお話をする。
 会場で「佐藤泰志作品集」、「古本病のかかり方」の現物が披露される。ともに装幀を含めていい本です。両方買いですな。
 10時半過ぎに宴をまかる。もっといろんな方と話をすればよかったなと思う。また次の機会を楽しみにしよう。
 北條さん、岡崎さんありがとうございました。


 帰りの車内で読みかけだった竹中労「無頼の点鬼簿」(ちくま文庫)を読む。