2008-01-01から1年間の記事一覧

俗物たちの大晦日。

午前中を自宅で過ごす。 DVDで古今亭志ん朝「芝浜」を視聴する。年の瀬気分が高まった。 午後家を出て実家に向かう。今年最後の読書に選んだ本はジェイン・オースティン「説得」(ちくま文庫)だ。2時間弱の車中で読み耽る。相変わらず作者は、その見えす…

大掃除としての読書。

たっぷりと睡眠をとって起床。 風呂につかりながらアン・サリー「デイ・ドリーム」聴く。先日コンサートで聴いた「三時の子守歌」が始まったと思ったら電池切れで止まってしまう。 午後、家を出て本屋へ。 『考える人』2009年冬号 考える人 2009年 02月…

仙台にVANだい。

ホテルを9時にチェックアウトして仙台駅に向かう。 駅で帰りの新幹線のチケットを確保しておこうと思ったのだが、コンピュータートラブルで長野、東北、山形の各新幹線が運休していることを知る。もちろん、チケット発売も中止だ。午前中には復旧の見込みと…

満腹満足仙台。

朝、家を出て東京駅へ。 少し早く着いたので新丸ビル内のスターバックスでカフェラテを飲む。ふと周りを見回すと女性ばかり。土日の一般的な会社員の休日となると朝の電車やバスなどの女性占有率はかなりのものになる。仕事がら土日の朝に動くことが多く、い…

火星再訪。

今年職場に行くのも今日で最後となった。残っている同僚に「よいお年を」を振りまきながら退勤する。 サブカル系古本屋を覗いてみると、落語のCDが10数枚入荷していた。その中から持っていない1枚を選ぶ。 「小三治特選ライブ4 猿後家/高砂や」(キン…

年の瀬に背を向けて。

仕事を終えて本屋へ。 『en−taxi』vol.24 特集は、芥川賞と銀座。 ちょっと寄り道してから帰宅。 もったいなくて残しておいた「立川談志/談春親子会in歌舞伎座」から談春「芝浜」を視聴。 「芝浜」のアポリアとして魚屋が実際に行った芝の浜…

コンビニがサンタクロース。

午後遅く職場を出る。 今日は夜7時から区役所で行われる仕事の会議に出席しなければならない。それまでの時間つぶしにブックオフを覗く。 気がつくとカゴにずっしりと本がたまる。これは来年1月10日・11日の外市で行う伴健人商店新春文庫祭りの一部に…

裸足のサリー。

仕事を終えて神保町へ。 夕方の7時から始まるアン・サリー&細野晴臣コンサートまで時間をつぶすとすればここをおいてほかにない。それに、まだ4枚あるチケットの最後の1枚の主が決まっていないのだ。 昨晩、誰か知りあいに行きたい人がいたらとNEGI…

談・サリー。

今日は川崎市民ミュージアムの近くで仕事。寒いかと思って厚着をしていったら思いのほか日が暖かく、風も穏やかでよい具合だった。 仕事を終え、市民ミュージアムのショップへ。今ここでは広重展が行われている。今夜の「だいこんの会」へ持っていくプレゼン…

図書館でごはん。

年内の仕事の山は今日で越えた。 ほっとした気分とは裏腹に時とともに空が曇り、ぬるかった空気が冷たい湿り気を帯びた風にかわる。 本屋へ。 『Esquire』2月号 Esquire (エスクァイア) 日本版 2009年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: エスクァイア …

取り置き注意。

昼ちかくまで寝ている。海外出張以来ずうっと洗面器に顔をつけていたような息つぎなしの状態であったのでぐっすり寝る。 風呂で古今亭志ん朝「芝浜」を聴く。先日買った『落語倶楽部』の「芝浜」の項で立川談春「赤めだか」に談志の「芝浜」は志ん朝の「芝浜…

芝のカシミヤ。

イベントの仕事もなんとか無事に終わり、ほっとして退勤する。 駅ビルのセールで半額のカシミヤセーターを買ってからバスに乗る。バスでは立川談志「芝浜」を聴きながらウトウト。もちろん落語がつまらないからではなく、寝不足からだ。 酔っ払って寝てしま…

ドラえもんの腹に茶封筒。

明日のイベントに使う配布資料の準備。茶封筒に入れるハンドアウトや冊子が後から後から増えてくる。これを全部入れていけって言うのか、茶封筒はドラえもんのポケットか、そんなに何でも入るわけないじゃないかとぶつぶつ言いながらもなんとか入れ終えて職…

世界をコロコロ。

今日は職場の忘年会が中華街であった。 早めに終わったので馬車道で下車して伊勢佐木町のブックオフへ。 東海林さだお「漫画文学全集1」(文春文庫ビジュアル版) 東海林さだお「漫画文学全集2」(文春文庫ビジュアル版) 荒俣宏「アラタマ図像館4庭園」…

冬の日のQ太郎。

何とか先日行った海外出張の報告書を完成させる。 仕事を終えて駅ビルに行く。冬の本格的な到来を迎え身繕いをしようとユニクロで半額になったカシミヤのセーターと無印で綿のオーバーを買う。無印の棚を見ていたらアロマディフィーザー(アロマオイルをたら…

それぞれの場所にそれぞれの楽しみ。

今日も自分のイージーミスが連続して落ち込むやら、自分にムカつくやら心中が忙しい一日であった。 夜8時にとぼとぼと退勤。 また今夜も本を浴びて帰ることに。 三遊亭金馬「浮世断語」(河出文庫) 高田文夫/笑芸人編『落語ファン倶楽部』vol.6 浮世断語 (…

本を浴びる。

自分の至らなさが原因であるのだが、仕事で思うような結果が出ずイライラする。 取りまとめをしている仕事が同僚のデータ待ち状態で、そのデータさえ入れば僕の仕事を終えて帰ることができるため、「終わったら声をかけてほしい」と頼んでおいたのだが、いつ…

時間旅行に港の人を誘う。

休日ではあるが溜まっている仕事の処理に職場へ行かなければならない。 せめて朝はのんびりといこうと朝風呂に入り、BGMに『サライ』付録のCDを聴く。古今亭志ん生「鮑のし」や桂文楽「厩火事」。 雨の降る中を傘をさして職場へ。 まずは新聞を集めて読書欄…

kind of BGM。

海外出張で溜まった仕事を朝からコツコツとこなしていく。 夕方までかかってなんとかひと段落。今日はここまでとする。 歩いてブックオフへ。 阿部謹也「ハーメルンの笛吹き男」(ちくま文庫) 谷川俊太郎「谷川俊太郎の33の質問」(ちくま文庫) 高橋源一…

鬼が笑う落語。

朝、職場へ向かう道でまたカラスの群れと遭遇。通りにはラーメン屋があり、どうやらそのゴミ箱を漁ったらしい。道にはスープのだしをとったと思われる豚骨が散乱している。頭上の電線では十数羽のカラスが一斉に鳴き叫ぶ。まるで西部劇に出てくる荒野のよう…

手ぬぐいで強盗。

昨晩、遠いところから帰って来た。 本来なら今日は代休が与えられているのだが、自分が担当する仕事の予定が入っているため朝から職場へ。 まだ体と気持ちが日常に馴染まない。そんなことに関係なく日々の細部は進んでいく。 やはり、身の奥に疲労の重みがし…

入国審査を終えるとそこは冬であった。

4時起きである。8時台の飛行機に乗って日本に帰るのだから仕方がない。空港までは1時間かかるのだ。無理やり朝飯を入れて、空港行きのバスに乗る。バスが遅れる。出国審査に手間取る。ゲートに出たのは出発10分前。早く乗れというアナウンスを聞きなが…

バッタと桟橋。

この街の海岸に出る。現地の人に海の中に500メートルほど突き出た桟橋があると聞いたのだ。その桟橋に向かう道の横に続く金網にバッタが数匹止まっているのが見えた。視線を前の道に戻すと、数匹どころの話じゃない、一瞬鳥肌が立つくらいのおびただしい…

存在感はあるが味はない。

今日は次の都市へ移動。国内線は出発時刻を過ぎても飛び立たず。その後2時間止まったまま。仕方なく本を読んで待つ。 何とか第2の都市へ到着。昼にステーキを食べ、夜にステーキを食べる。今日の食事はセッティングされてしまっているためメニューを好きに…

嘘と本当と笑い声。

マイクロバスで市街から山に向かって行く。旅の疲れか同僚が大きなイビキをかいて寝始める。「ンガー、ウンゴー」とさして広くない車内に響き渡る。同席者も苦笑い。そのうち陽気なオーストラリア人の運転手がイビキの口真似を始めた。本物と偽物と笑い声を…

ワイナリーの若旦那。

郊外のワイナリーへ。下戸なのだが仕事なのだから仕方ない。複数のワイナリーを回る。試飲のグラスをクイクイ空けていく同僚を尻目にちょっと口に含んでは捨てていく自分。まるで源兵衛と太助に連れられて中継ぎをする「明烏」の若旦那のようだ。飲めない若…

フィンガーボールのシーザーサラダ。

同僚と待ち合わせ夕食に行く。モノレールに乗って海辺のシーフードレストランに入る。まずひとりずつシーザーサラダが出てくるのだが、これが昔道徳の時間に読んだ「フィンガーボールの水を飲んでしまった女性の話」の挿絵にあったくらいに大きいボールに山…

ワンデイ・ミラー

まぶしい夏の国に行くために空港へ向かうサービスエリアで1050円のサングラスを買ったら、空港で右目レンズを止める2つのネジのひとつが外れ、機内でもう一つも外れてレンズが落ち、目的地に着いた時に左目レンズのネジのひとつが外れてブラリとぶら下がっ…

夏に向かって飛ぶ。

明日に迫った海外出張のため倍倍ゲームの仕事をこなしていく。 声がかすれるくらいにヘロヘロで仕事終える。 退勤して明日の準備に100円ショップやドラッグストアで買い物をし、しばらく留守にする町の本屋を回る。 サブカル系古本屋の100棚に村上訳カ…

末次/150。

今日は都内に出張。 日ごろ乗らない混んだ通勤電車に揺られていく。車中は山城新伍「おこりんぼ さびしんぼ」を読みながら。 気の張る仕事を終えて午後3時前に解放される。 仕事は終わった。みちくさ市の売り上げがある。神保町が呼んでいる。 久しぶりに東…