鬼が笑う落語。


 朝、職場へ向かう道でまたカラスの群れと遭遇。通りにはラーメン屋があり、どうやらそのゴミ箱を漁ったらしい。道にはスープのだしをとったと思われる豚骨が散乱している。頭上の電線では十数羽のカラスが一斉に鳴き叫ぶ。まるで西部劇に出てくる荒野のようだ。そこへ大音量で山本リンダの「どうにも止まらない」をかけたワゴン車が突っ込んでくる。あまり楽しい一日の始まりとは言えないな。


 夜7時まで働いて退勤。本屋へ。

 ちくま文庫の新刊が出ていた。これを買う。

古本屋群雄伝 (ちくま文庫)

古本屋群雄伝 (ちくま文庫)

 青木氏は著書が多いのでどの単行本の文庫化かと思ったら『彷書月刊』に連載していた「古本屋畸人伝」をまとめた文庫オリジナルであった。これは買いでしょうね。


 焼きそばと餃子で夕食を取りながら今日からの携帯本とした小林信彦「〈後期高齢者〉の生活と意見」(文春文庫)から書き下ろしの表題と同じエッセイを読む。後期高齢者医療保険制度のむごたらしさについての実体験を〈後期高齢者〉となった小林氏が怒りを込めて書いている。これを読むと自分がいかに他人事として聞き流していたかを実感する。


 昨日『Monthly Takamitsu』140号を読んだので立川志の輔師匠の「みどりの窓口」や「ディアファミリー」を聴いてみたいと思う。CDやDVDを集めたいとも思うがやはりライブを聴かなければだめだよな。とりあえず、年明け談春師匠のライブに久しぶりに行くことができることになりそうだ。NEGIさんに感謝。来年はぜひ志の輔ライブにも。こんなことばかり書いていると鬼が笑うか。