2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「ユリイカ!」。

朝、部屋の中でもひんやりした空気を感じるようになった。 まだ、コントシーンのオチが思いつかない。職場まで歩きながら考えることにする。ちょうど行程の半分近くまで歩いてきたところで、ふと思いついた。「ユリイカ!」と思わず声が出そうなくらいうれし…

一八のように。

職場で明後日のイベントについての打ち合わせ。出し物の最後で来場者を笑わせたいというプロデューサー役の同僚の意向で僕がそのコントシーンのオチを考えてくることになってしまう。 こんなことは、今から10年程前、友人の結婚式のスピーチを引き受けた時…

偽りの箱。

どうしたわけかやる気が出ない。仕事で説明のためにマシンガンのようにしゃべりまくったり、同僚との会話でアハハと笑い声をあげてもどこか空回りしている感じがしてしまう。 野外仕事では日没後の寒さが身にしみるようになった。もう冬がそこまで来ている感…

「黒い麺」。

遅番の日。昼までに行けばいいのだが早目の仕事があるため急いで洗濯をして、洗濯物をひんやりとした秋晴れの空気の中に干してから職場へ。 途中のコンビニで豆腐チャンプルとおひたしにおにぎり2個を買う。 今に始まったことではないが、自分の思いや望み…

古本と幻を訪ねて。

月曜日の朝はせわしない。いつもより早めに職場に行って片づけなければならない仕事もあり、朝食はいつものパンをやめてウィダーインゼリーで済ます。 職場に古書往来座の瀬戸さんから月の湯に出品した本の買い取り代金が届く。ありがたし。 その後、余裕の…

かくて決めたり。

5時半に起きてシャワーを浴び、食堂で同僚たちと合流して朝食。 車で20分ほどの仕事場に移動する。日が出ず思ったよりも寒い。 今回の出張では予想していた結果が出せなかった。現実は厳しいな。普段の力を出し切ることの難しさも感じた。 予定より早く、…

苦笑の雨。

今日から宿泊出張。 最寄りの駅で同僚たちと待ち合わせ。早目に着いたのでスタバでガテマラを飲みながら「六十一歳の大学生…」を読む。最初の学士入学の部分は僕にはちょっとまどろっこしく感じる。なぜなら野口冨士男日記を読みたくて読んでいるからだ。や…

三階に紙なし。

今日は都内へ出張。しかも神保町から歩いていける場所なのだから気分も軽い。 仕事は午後からなのでゆっくり家を出る。昼食に何を食べようかと考えながら駅へ向かうバスの中で携帯ブログ散歩。「yomunelの日記」で“さぼうる”のナポリタンが出てきたのを読ん…

笑顔に気をつけて。

これから週末にかけて出張などもあり、いろいろと忙しなくなってきた。 職場のストレス状況を判断するという目的のアンケートの締め切りが近づいているのに気づいてあわててアンケート用紙を書類の山から捜し出し、鉛筆を握りしめ黙々と取り組む。どの答えに…

リストVS携帯。

午後2時まで仕事をして出張に出る。今日から携帯本として内堀弘「ボン書店の幻」(ちくま文庫)を読み始めた。 横浜駅から30分バスに乗る。桂米朝「百年目」を聴きながら揺られていく。 夕方出張が終わったところで、伊勢佐木町の有隣堂本店で古書祭りが…

夜の昼食。

今日は遅番。8時まで寝ている。 駅ビルでいつものおこわと根菜の煮物を買って職場へ。 買ってきたおこわと根菜を半分食べたところでトラブル発生。対応に追われるうちにそのまま午後の仕事に突入し、気がつけば8時半を過ぎていた。冷蔵庫から残ったおこわ…

グリーン車で子供。

朝、職場にあった『中央公論』最新号を手に取る。おお、古本特集号ではないか。岡崎武志さんをはじめ、四方田犬彦、福田和也とそうそうたるメンバーを揃えているのだがいまひとつパンチがないように感じるのは、消え行こうとする雑誌であるという先入観によ…

ふさわしくない豆腐。

今日は休日出張の野外仕事。思いのほか日差しが強く、汗ばむ。 途中、いつもの休憩所に行って戸板康二「思い出す顔」を読みながら小一時間休憩する。安鶴さんの話がいろいろ出てくる。戸板さんが東宝の嘱託のようなことをしていた時期にクレージーキャッツ映…

利子としてのアイス。

今日の午前中は、大きな会場で立ったまま人の話を聞いた。午後からは野外で仕事をし、夕方からはデスクワーク。 途中抜け出して近くの店で大きめのカップに入ったプリンを2つ買ってきて、同僚の女の子に渡す。先日組んでやっている仕事の時にしばらく別の仕…

鬼平と茄子。

歩いて出勤3日目。 夕方まで机にへばりついて仕事。あとは持ち帰りにして退勤する。 本屋へ。 堀江敏幸「子午線を求めて」(講談社文庫) 子午線を求めて (講談社文庫)作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/15メディア: 文庫購入: 3人 ク…

オン・ザ・ダークサイド・ストリート。

今日も職場まで歩く。寒くもなく、暑くもなく、花粉に悩まされることなく歩ける時期というのはこうしてみると思いのほか少ないことに気づく。 昼過ぎまで職場で働き、午後から年に一度のお得意さん周りの営業に出かける。 ここ数年横浜線沿線の同じ場所担当…

靄の朝食、モスの夕食。

朝、家を出ると昨日降った雨が朝日に照らされて気持ちの良い湿気を漂わせ、乾燥した秋の風を心地よいものにしてくれている。これなら気分よく歩けそうだと久し振りに徒歩で職場まで。 途中駅前を通っていて稲荷や太巻きがおいしい店の前を通ると、米を炊いて…

緑と茶の誘惑。

3日ぶりにいつもの時間に起床し、家を出て職場に行く。 気を使う仕事を夕方まで。 退勤して本屋へ。今日の昼は職場持ち、その分で文庫1冊でもと棚を眺めるとこの2冊が目に入る。 吉田健一「文学概論」(講談社文芸文庫) 尾崎一雄「単線の駅」(講談社文…

浴室で重曹美。

今日も休日なので8時まで寝ている。 起きて洗濯機を回してから、浴室へ。昨日ドラッグストアで重曹を買ってきて、お湯をためた湯船に溶かし、その中に洗面器と腰掛けを入れておいたのだ。脱衣してスポンジを持ち、お湯を抜きながら浴槽や流し場の床や壁をゴ…

本から得たものは本に返す。

このところの寝不足と飲み会続きで、朝8時セットの目覚ましは枕元で倒れており、目覚めればもう10時。 あわてて洗濯をしたり、シャワーを浴びたりなどしているうちに昼を過ぎる。雑然とした机の上に前回と前々回の外市の売り上げがあり、まだ手をつけてい…

月あり、お湯なし。

朝4時半起きで出張野外仕事へ。昨日から今日にかけて天気予報がだんだん悪くなり、午前中は雨のぱらつく天気になる。昼過ぎにはどうにか晴れた。 4時前に予定していたより早く仕事が終わる。今から電車に乗れば6時半まで開催中の月の湯古本まつりに間に合…

幻の「ボン書店の幻」。

6時半過ぎまで仕事をして職場を出る。向かうは西荻、三善、だいこんの会だ。車中の友は今日から読みだした広瀬正「エロス」(集英社文庫)。 8時頃に会場に到着。すでに会は自己紹介に入っており、NEGIさん、南陀楼さんと並んで座るとすぐに僕の順番に。参…

明日あやまりに来ます。

今日は仕事がびっちり詰まっている。今週2度出張があるため、その分の仕事の損失補填を今日行うのだ。 今夜は職場で僕が所属する部署の飲み会なのだが、トラブルが発生してすぐには行けなくなる。1時間ほど遅れて合流。 いろいろと話が出て盛り上がってい…

うまく言えないけれど好き。

今日は朝から出張の予定であったのだが、片づけておかなければならない仕事ができたため、職場に行きひと仕事済ませてから出張へ。 途中雨にたたられたもののほぼ予想通りの成果をあげることができ満足していると最後にトラブル発生。毎年この時期にあるこの…

待ち伏せする山口昌男。

今日は遅番の日なのだが、仕事が立て込んできてそれどころではなくなり、早めに家を出る。 仕事に追われ追われて夜8時まで。退勤して本屋へ。文芸コーナーの棚を眺めていたらこれを見つける。 山口昌男「本の狩人 読書年代記」(右文書院) 本の狩人―読書年…

熟柿の月。

今朝はいつもより早く家を出て職場に。休みの同僚の穴埋め仕事のため。 夕方野外仕事をしているともう肌寒いくらいになった。秋だな。 退勤して本屋をのぞいてからバスに乗る。いつものバス停で降りて、いつものコンビニの横を抜け、左右に住宅の立ち並ぶ狭…

105円棚の前の無心。

今日も休日出張野外仕事にでかける。 午前中は案外仕事が暇だったので、いつもの休憩所に行って矢野誠一「戸板康二の歳月」(ちくま文庫)を読む。戸板康二評伝ではあるのだが、そこに関わった人々との思い出やその死までも筆が及び、さながらレクイエム集の…

セミ・ファイナル。

出張野外仕事のため朝家を出て今日の仕事場へ。 陽が出て予想していたよりも暑い。突然、蝉が鳴き出す。急な暑さに思わず声が出たといった感じ。きっとこれが今年最後の蝉だろう。“セミ・ファイナル”という言葉を思い浮かべる。 夕方出張仕事を終えてから職…

携帯だけ残業中。

夕方からホテルで仕事関係のパーティ。 立食なので立ったまま長い挨拶を聞かされるのはつらい。まだ、デザートとコーヒーを手にしていないのにもかかわらず、お客さんに話しかけられてその場を動けないうちに会が終わってしまうのもつらい。 地下鉄を途中下…

幻の中。

気持ちのいい秋晴れ。こういう日に限って会議はあれども野外仕事はなし。 職場にあった『ちくま』を手に取る。荻原魚雷「魚雷の眼」は阿佐田哲也の巻。それにしても連載陣の充実しているPR誌だ。 風の冷やかさを感じながら退勤。本屋へ。 広瀬正「エロス」(…