携帯だけ残業中。


 夕方からホテルで仕事関係のパーティ。


 立食なので立ったまま長い挨拶を聞かされるのはつらい。まだ、デザートとコーヒーを手にしていないのにもかかわらず、お客さんに話しかけられてその場を動けないうちに会が終わってしまうのもつらい。


 地下鉄を途中下車して地元のブックオフに寄る。まあ、ちょっとした憂さ晴らし。


 すべて105円。この店はいつもこれが買えてよかったなというささやかな喜びを与えてくれる文庫・新書充実店。今日は「山の上ホテル物語」がうれしい。ただ、この本は先日銀座の教文館で買ったばかりなので、月の湯古本まつりの追加本とするつもり。


 ブックオフから歩いて帰る。道々iPod桂枝雀「いらちの愛宕詣り」を聴きながら。あれ、この話は上方版「堀の内」か。


 歩いている途中で職場に携帯を忘れたことに気づく。明日明後日は出張仕事のため職場には行かず。また、行ったところでメンテナンス工事のため職場の建物内は立ち入り禁止なので取りに行くこともできない。なんだか、携帯電話だけが職場でひとり残業しているような感じ。