2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

近刊知って、また知って。

遅番なので、昨日書ききれなかった分の日記を書いてから職場へ。 いつものように仕事をして退勤。本屋へ。 福田和也「日本人の目玉」(ちくま学芸文庫) 洲之内徹論目当てに購入する。目次を見ると「見えない洲之内、見るだけの青山」の他にも「三島の一、安…

『en-taxi』がすごいぞ。

職場で息抜きにブログ散歩をしていたら、「密偵おまさの市中視回り日録」(id:mittei-omasa)で『en-taxi』10号が出ていることを知る。しかも、洲之内徹氏や永井龍男氏に関する記事が載っているとのこと。退勤後勇んで本屋へ。 書店で手にして驚いた。なん…

ビニールカバーに歴史あり。

日が落ち、暑さも少し薄らいだ仕事帰りに、地元の古本屋を流す。 サブカル系古本屋の100円棚から3冊。 高見順「詩集 死の淵より」(講談社文庫) 海野弘「世紀末の街角」(中公新書) 八橋一郎「評伝 筒井康隆」(新潮社) 高見本は、昭和46年に出た亀…

私小説のかほり

連日の暑さにいささか辟易気味であるが、そんなことにはおかまいなしに月曜日はやってくるし、いかねばならない職場は今日もそこにあるのだ。というわけでいつものごとく出勤し、夕方からの3時間ほどの会議を終えて、いつものごとく退勤する。会議では、夏…

なぜか満洲。

今日も一日野外で仕事。昨日より風がない分、蒸し暑い気がする。汗と日焼けでそりゃあもう大騒ぎさという状態で夕方まで過ごす。 帰りに地元の本屋に寄る。そこで1冊。 武田徹「偽満州国論」(中公文庫) 近年、満洲への漠然とした興味を持っており、その流…

僕のFM

本日朝から出張。一日野外で過ごす。朝9:00の時点で、気温は34℃を超えており、仕事に支障のない限り、日陰にいるように努めたのだが、夕方には手や顔は真っ赤になってしまった。 帰り道、横浜駅西口の有隣堂へ。雑誌を2冊。 『エルマガジン』8月号 …

虎別れ

仕事帰りの本屋で河出書房新社の新刊を2冊見つける。 中井英夫「中井英夫戦中日記彼方より」 笙野頼子「徹底抗戦!文士の森」 ともに面白そう。ただし、今日は見てるだけ。 先日から気になっている平凡社の新刊は見当たらない。 原弘「原弘 デザインの世紀」…

スロー、スロー、クイック、クイック。

朝4時に起きてコンフェデレーションズカップの日本対ブラジル戦を観る。ロナウジーニョのカウンターからあっけなく先制点を取られるのを目の前にして内心「ダメダコリャ」と思っていたのだが、前半のうち20分くらいは素晴らしいダイレクトパスが繋がり、…

トレーナーと「構造と力」

今日は、夕方から例年恒例の職場のイベントが行われる日。残業で遅れ、慌てていつもの会場へ向かう。汗をかきながらやっと辿り着くと、会場の灯は消え、人っ子一人いない。まるでドッキリカメラだ。携帯で同僚に連絡を取ると今年は会場が変わっているとのこ…

にんじんをひと口。

今日も朝から昼の暑さを予想させるような陽気だ。職場まで30分ほど歩く。そんなに汗をかいた気はしていなかったのだが、職場で同僚に背中が汗で濡れていると指摘される。 退勤後、同僚に誘われていつもの料理屋へ。井筒ワインを飲みながら、山ウドのきんぴ…

にんじん。

空梅雨で、連日の好天。暑いくらい。雨が好きではないので個人的には嬉しいのだが、諸処問題が出てくるのだろうなと少し心配する。 仕事を終え、帰宅。昨晩ビデオに録画しておいた日本対ギリシャ戦(サッカー)を観る。ギリシャはこれがヨーロッパチャンピオ…

古本たすき

id:kokada_jnetさんから、“古本たすき”なるものが回ってくる。Musical Batonの古本版らしい。考えてみれば、僕の日記なんて以下の質問のことしか書いていないようなものなのだが、とりあえずお答えしてみます。 【1.1か月に通う頻度は?】 2日に1度くら…

街のサンドイッチマン。

今日は休日出勤。職場が参加するイベントの会場へ。 何故だか僕が実行委員になっており、会場近くの駅前で誘導の係を命ぜられる。立て看板を持たされ駅前の雑踏の中に立つ。日曜日の駅前は人通りが多く、通り行く人が不思議そうにこちらを見る。たまに人に声…

ノーサイドの笛は鳴らじ。

空梅雨なのだろうか。午後から晴れ上がり、やたらと暑い。夕方、仕事を終え、職場を出る。自然に足はブックオフの方へと向かっている。ipodで志ん朝師匠の「品川心中」を聴きながら、まだ暑熱の残る明るい夕空の下を歩いて行く。昨晩の「タイガー&ドラゴン…

高田馬場発秋葉原行き。

仕事帰りに本屋へ。 嵐山光三郎「古本買い 十八番勝負」(集英社新書) 「谷川俊太郎詩選集1」(集英社文庫) 嵐山本は、『小説すばる』に連載されていたもの。嵐山氏に加えて坂崎重盛氏と石田千さんを中心とした古本チームが東京の各地の古本地帯を巡り、…

バトンが回ってきました。

Musical Batonなるものが(id:mittei-omasa)さんと(id:yugi713)さんから回ってきた。こんなものがあるとは全く知らなかった。せっかくのご指名なので、遊びのつもりで以下書いてみます。【Total volume of music files on my computer (コンピュータに入っ…

すべては7月に。

帰宅してメールをチェックすると、古書現世の向井さんからメールが来ている。昨晩、目録を見て5冊の注文をメールで出したその返事である。結果は3冊当たりで、2冊ハズレ。その2冊はどうやら僕も知っている方が買われたらしい。あの人かしら、この人かし…

出張場所が近すぎる。

本日は昼から出張。場所は神田三崎町と神保町のすぐ近く。となれば、なんとか時間を都合してサッとでも古書店街を流さなければならない。なぜと聞かないでいただきたい。こんな場所に出張させる方が悪いのです。 昼食もとらず職場を飛び出したので、まずはキ…

恥多き人生。

梅雨の晴れ間の五月晴れがうれしい。 昨晩、日記をアップした後、「okatakeの日記」を読んでびっくり。僕がささま書店にいた1時間後くらいにささま近くで岡崎武志さんと角田光代さんがばったり出会っているではないか。自分の行動があと1時間遅かったら「…

マライヤよりも。

窓から差し込む陽光の強さに目が覚める。部屋に暑熱がこもっているのに驚く。梅雨を飛び越えて夏が来たようではないか。 先日来、頭の中に「ナンダロウアヤシゲな日々」で読んだ言葉が住み着いて離れない。それは、南陀楼綾繁さんの蔵書整理に訪れた牛イチロ…

あに・いもうと

職場で、返ってくることを期待していなかった2,500円を渡される。反射的に「今日は2,500円分の本が買える」と思ってしまう。思うだけではなく、実行してしまう自分がコワイ。優柔不断を絵に描いたような人間のくせに、本を買うことだけは靖国神社参拝の小泉…

やれやれ。

今日は午後から出張なので、朝はゆっくり。 早目に出張場所の最寄り駅まで行き、同僚といっしょに昼食をとる。店には70年代のヒット曲が流れていた。桜田淳子、井上陽水、海援隊などなど。そのうちそれらの曲を吹き飛ばす罵声が店内に谺した。僕と同年輩と…

梅雨入り前にツケが来た。

今日は遅番。いつものように朝風呂で落語。志ん生「厩火事」と「六尺棒」を聴く。マクラでの「噺家一人を救うと、猫六千匹を救うのと同じことになる」というフレーズが可笑しい。 ipodを聴きながら、徒歩通勤。BEGINの「声のおまもりください」を選ぶ。選曲…

立てバンコクの功労者

BOOK CLIPが更新されている。色々気になる7月の文庫が並んでいるが、詳しくはhigonosukeさんがピックアップしてくれると思うので、特に興味をひかれる2冊だけを挙げてみる。【岩波文庫】 村井弦斎「食道楽(上)」 【河出文庫】 正岡 容「小説 圓朝」 いやあ…

大阪古本夏の陣。

帰宅後、ブログ散歩。 ちゃりんこ日記に昨日行われた「蘊蓄斎ナイト」の模様がレポートされている。林哲夫さん、山本善行さん、扉野良人さんによる「古本蒐集の極意/最近の収穫披露」は是非聞いてみたかったなあ。林さんが話したというヤフオクでの雑誌落札…

新書膨大。

仕事帰りに雑誌を1冊。 『ダ・ヴィンチ』7月号 いつものように“6月の新刊文庫・新書情報”で見落としている新書のチェック。気になったのは以下の本。 関秀夫「博物館の誕生−町田久成と東京帝室博物館」(岩波新書) 青木逸平「旧字力、旧仮名力」(生活人…

1968

本日も出張。朝5時起きで出かける。はっきりしない天気で雨天を心配していたのだが、予想を裏切るぐらいの好天となる。なにも遮るもののない野外での立ち仕事なので、直射日光が肌に痛い。みるみる顔や腕が赤くなって行く。 出張場所から横浜駅へ向かうバス…

降っても晴れても。

朝、枕元の目覚まし時計を見て飛び起きる。2時間の寝坊だ。こんなことのないようにと昨晩サッカー観戦をあきらめて寝たはずなのにこれはいったい(どうやら目覚ましを止めて2度寝した模様)。顔も洗わず、鞄に必要品を詰め込み家を出る。いつもはバスを使…

見るべきか寝るべきか

今日は同僚の車で家まで送ってもらったため、本屋に寄れず。なにやらトラブルもあって気ぜわしい。 本を読む気にもなれず、ぼんやりとTVで「タイガー&ドラゴン」を観る。今晩は「出来心」ネタ。期待通り“花色木綿”がポイントで使われていた。西田敏行という…

みすず書房が面白い。

今日は遅番の日。起き抜けの寝床で坪内祐三「古本的」を少し読み、その後小三治師匠の「小言念仏」を聴きながら朝風呂に入る。 5時間近い会議を終えて仕事場を出ると、雨。バスに乗りながらipodで文楽・志ん朝両名人の「酢豆腐」を聴き比べる。志ん朝師匠の…