すべては7月に。

帰宅してメールをチェックすると、古書現世の向井さんからメールが来ている。昨晩、目録を見て5冊の注文をメールで出したその返事である。結果は3冊当たりで、2冊ハズレ。その2冊はどうやら僕も知っている方が買われたらしい。あの人かしら、この人かしらと思い浮かべるのも楽しい。サービス精神に富んだ向井さんは嬉しい情報も教えてくれる。これは7月が楽しみだ。
Hisakoさんの「古書の森日記」を見ると、来月出る岩波文庫村井弦斎「食道楽(上)」のゲラ刷り写真が載っている。岩波文庫のゲラというのはこういうカタチになってくるものなのか。また、セレクト版として1冊にまとめられてしまったかもしれない「食道楽」を完全版で2冊本として出版することになった経緯が載っており、Hisakoさんと編集者の方の努力に頭が下がる。これを読んでますます7月の刊行が待ち遠しくなった。

食道楽の献立 (ランティエ叢書)     『食道楽』の人 村井弦斎