2016-01-01から1年間の記事一覧

二個玉で大晦日。

気が付けばもう大晦日。 大掃除は昨日の窓拭き等で一応終わったことにして、出かける。 二子玉川のTOHOシネマで2度目の「この世界の片隅に」。 前回、テアトル新宿で観た時はその印象を言葉にすることができず、心の中にモヤモヤとしたものが残った。その後…

ロスとロスト。

昨晩は、ポストに届いていた『BOOK5』の最終号となる“特集 年末恒例アンケート 今年の収穫”を楽しんだ。この季節になると色々な雑誌・新聞等でこの手のアンケートが花盛りとなるが、sumus同人の方々だけでなく、ヨムネル(yomunel)・塩山芳明・東川端参丁目…

プロローグ

小学 5年生の頃、図書館でポプラ社の 「シャーロック・ホームズ全集」を見つけて食いいるように読んだ。『赤毛組合』や『六つのナポレオン像』 などの作品にワクワクしながら、舞台となった見知らぬロンドンという場所に興味をもった。小学6年生の時、初め…

マイスターたちとの宴。

今日は何もない日曜日。8時まで寝ている。 朝風呂に浸かりながら、「角川映画主題歌集」(EMI)を聴く。「人間の証明」、「野性の証明」、「スローなブギにしてくれ」、「セーラー服と機関銃」、「探偵物語」、「時をかける少女」、「愛情物語」、「メイン…

眼福と口福と。

仕事帰りに本屋へ。 矢口進也「漱石全集物語」(岩波現代文庫) 正岡子規「獺祭書屋俳話・芭蕉雑談」(岩波文庫) 『ミーツ・リージョナル別冊 東京をバスで散歩』(京阪神エルマガジン社) 漱石全集物語 (岩波現代文庫)作者: 矢口進也出版社/メーカー: 岩波…

谷崎ジャンクション。

仕事帰りの本屋で、漫画コーナーの平台に1冊だけ残っていたこの本を慌てて取り上げる。 「谷崎万華鏡ー谷崎潤一郎マンガアンソロジー」(中央公論新社) 谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジー作者: 榎本俊二,今日マチ子,久世番子,近藤聡乃,しりあがり…

人はパンのみに行くにあらず。

今日の日曜は本をちゃんと読みたいと思ったので、電車に乗って埼玉の知人のパン屋へ行くことにした。 天気もよく、気温も低くない、絶好の外出日和だ。座った車内の背中から暖かな陽光が降り注いでくる。どこに出しても恥ずかしくないような日曜日。 今日の…

ワイルド・イズ・ノット・マイン。

昨日の土曜日は2週連続で出張野外仕事。 朝4時起きで風呂と朝食を済ませ、5時半前に家を出る。雨は夜のうちに上がっていた。まだ空には薄いが色濃い雲が棚引いているけれども、街と雲の間に隙間があって、そこから朝明けの茜色の空が見える。空気は湿度は…

興味本位 英和中辞典。

ゾッとするような冷たい雨が降っている中を退勤。 本屋へ。すると毎日料理の棚で探していた本が今日はあった。 土井善晴「一汁一菜でよいという提案」(グラフィック社) 一汁一菜でよいという提案作者: 土井善晴出版社/メーカー: グラフィック社発売日: 201…

するめは恥だが役に立つ。

夜、職場で仕事をしていて空腹を覚える。机の引き出しを漁ってみるが、出てきたのはコンビニでおつまみ系の所に置いてある“焼きするめげそ”だけだった。もちろん、職場でアルコールを飲んだりはしない。これは以前に同僚から貰った謎の差し入れなのだ。仕方…

Mind of Blue。

昼前に家を出て、ワイシャツをクリーニングに出してから職場へ向かう。駅前行きのバスに乗り込んでTBSラジオ「たまむすび」をyoutubeで聞きながら出発を待っていると発車間際に走り込んできた親子連れがいた。若いお母さんと五歳くらいの女の子とその年子く…

探書探訪。

年に一度の海辺の公園での野外仕事の日。朝5時放送の渡辺篤「建もの探訪」を横目で見ながら支度をして部屋を出る。 海辺の私鉄の駅まで車内で読書。今日の携帯本はこれ。 北村薫「冬のオペラ」(角川文庫) 冬のオペラ (角川文庫)作者: 北村薫出版社/メーカ…

昭和と東京。

昨日、一昨日と日が落ちてからの寒さを恐れて一枚多めの服装をしたことを後悔するような春の自己主張の暖かさであったことがまるで嘘のような今日の風の冷たさに少し猫背になる。 野外仕事で冷えた体を屋内の机仕事で温めてから退勤。 本屋へ。そろそろ出て…

精興社と誠光社。

休みが取れるかはっきりとしていなかった日曜日だったが、土曜に「明日は休む」と決めた。 そのため、土曜の仕事帰りに本屋へ寄り、『ひとりで歩く京都本』(京阪神エルマガジン社)を購入した。もちろん、翌日に京都へ行くためだ。 今日の朝、5時に起きて…

そのカツカレーの消え方。

白川通を今出川通へ左折し、善行堂の前に至る。入口の均一棚の前にも数人、店内にも数人の人の姿が見え、山本善行さんがお客さんと話をしている姿も路上から見えた。今日訪ねる予定の本屋はここが最後と思っているので時間は充分ある。それに昼をとうに過ぎ…

目をつむり、耳をすます。

昨日は誕生日だった。 自分が何歳になったのかすら正確に把握しておらず、むしろ同僚の方がちゃんと覚えていて「○○さんて、今××歳ですよね」と声をかけられて「そうか、もう××なんだな」などと驚いているくらいだから、これといった感慨はない。 昨年までは…

1冊でもにんじん。

今日から野外仕事が始まった。ただ、新年の顔合わせがメインであるため、午後早くに終了。 仕事始めの気分を高めようと今日は自転車で通勤した。徒歩約30分の距離も下りの続く行きはものの5分で着いてしまう。しかし、帰りはその急坂を避けて迂回路を通る…

4人で3P。

新しい年が始まった。 このマンションで暮らし始めたのが去年の元旦からだったからちょうど1年たったという訳だ。 まずは朝風呂に入る。湯船につかりながら古今亭志ん朝「御慶」を聴く。 9時に部屋を出ると4階の廊下から小さいがくっきりとした富士山が見…