2009-01-01から1年間の記事一覧

見る前に乗れ。

昨日が仕事納め。ところが最後にトラブル発生となり、救急車に乗ることに。とは言っても僕が怪我したのではなく付き添いとしてなのだが。紅白をテレビ見る前に紅白の車に乗ることになろうとは。 なんとか今年の仕事を終え、今日の大晦日を迎える。昼過ぎに部…

1月号は白。

今日はなんだかやたらとくたびれたなあと思いつつ退勤。「のだめ」映画を観にいきたいと思っているのだが時間も遅くなってしまったし、疲れているため諦める。 本屋により年末恒例『サンデー毎日』連載をまとめた中野翠さんの新刊を探すが見当たらず。昨日寄…

イブに読経。

仕事を終えて駅前まで来ると若い女性がひとり立ちながらお経を大声で唱えている。クリスマスという異教の祭りに血道をあげている日本人に対するアンチテーゼかとも思ったが彼女を数週間前にも見たことを思い出し、布教活動の一環であろうと判断する。 本屋で…

お嬢さまの「坂の上の雲」。

この年の瀬に来てやっと本をのんびり読む余裕が出てきた。仕事は30日まであるのだが、忙しくはないので気は楽である。 携帯本では福島正実「未踏の時代」(早川文庫)を読んでいる。これを読み始めたのは自宅本として読んでいた宮田昇「新編戦後翻訳家風雲録…

スラ・ニヤス。

一昨日NEGIさん宅で行われたプレゼント交換で貰ったサラ・イネス「誰も寝てはならぬ」1〜3巻を昨夜一気に読んでしまう。この人の「大阪豆ごはん」を『モーニング』連載時に愛読していたので相性はいいだろうと思っていたが、やっぱり面白くてはまって…

南半球で読む北半球。

昨晩、海外出張から帰国した。1週間夏の国にいたので冬の日本にまだ身も心も順応しない。出張には3冊の文庫本を持っていった。先ず「坂の上の雲」7巻を行きの飛行機と現地での移動で乗った国内線の機内で読み上げる。 仕事の合間にサーキュラーキー埠頭か…

オイルヒーターの上の夏。

木曜日から海外出張に出る。今回は日記用のパソコンは持っていかないので代わりに本屋でモレスキンのルールドノートブックを買う。旅の日記兼記録帳として使うのだ。 モレスキンを買ったのには数日前からブルース・チャトウィン「ソングライン」(英治出版)を…

雨の茅ヶ崎に煙るホルモン。

昼前に家を出て横浜駅に向かう。有隣堂に寄り道して久しぶりに刊行された大人の本棚>シリーズの最新刊である坂本公延「バラはバラの木に咲く」(みすず書房)を購入。この大好きなシリーズも売れ行きが思わしくなく新刊の刊行も難しくなっているらしいと聞いた…

通らば寄らば。

やたら胃ばかり痛くなる一週間が終わった。 本屋で『yom yom』13号と出久根達郎「逢わばや見ばや 完結編」(講談社文庫)を手にしてレジに並んでいると前にいた年上の女性が「志ん朝の走馬灯」(ちくま文庫)と「ノラや」(中公文庫)を持っていた。その選択の良さ…

反歌としての挽歌。

本屋に寄り先月号に続いて今月も『WiLL』を買う。 もちろん向井透史さんの『早稲田古本劇場』の「ノラの旅立ち(後編)」を読むためだ。古書現世でノラの頭を撫でたことのある僕には心揺さぶられる文章だ。向井さんが開けた店のドアから最後の力を振り絞っ…

みちくさ市への道すがら。

相変わらずモデムが故障でパソコンからネットに繋がらない。自然ブログの更新も滞ったまま。 このところ仕事のストレスがせりあがってきて口まで浸かり、今や鼻だけで息している感じ。そのせいか鼻にストレスの落とし子のようなものができたのでインフルエン…

追唐茄子。

雨の日。 会議やら人の足を持つやら(引っ張ってはいない)で疲れて退勤。 本屋でふと見つけたこの本を買う。 坪内稔典「正岡子規の」(NHK出版生活人新書) これを手にしたのは「坂の上の雲」を読んでいるため登場人物のひとりである正岡子規に興味がわいたから…

追唐詩。

仕事を終えて本屋へ。 「BAKUMAN」5巻、川柳川柳「寄席爆笑王ガーコン落語一代記」(河出文庫)、小林信彦「うらなり」(文春文庫)を買う。 つけ麺を食べて帰宅。風呂に入りながらノラ・ジョーンズの新アルバムを聴く。一作ごとにジャズというくくりからズレて…

肩を叩く晩秋。

昨晩は職場に泊まりこむ。今朝は5時に起きて車で富士山が間近に見える湖に行く。もちろん仕事である。 色づきはじめた山々に囲まれた湖畔でひたすら人の肩を手のひらで叩き続ける。そんな仕事もあるのです。そんな晩秋の日。 明日は休み。外市に行ける。

男がホテルを抜け出す時。

一週間程前から自宅からネットに繋がらなくなった。複数のパソコンから試して見てもダメなのでたぶんモデムに問題があるのだろう。そう言えばソフトバンクからレンタルモデム交換の通知がきていたがそれと関係があるのだろうか? 仕方がないので携帯から更新…

三十郎肩。

目の疲れから来るのか肩がこりやすい。職場の廊下を左右の肩を交互に上げ下げしてほぐしながら歩く。なんだか黒澤明「用心棒」の桑畑三十郎みたい。まあ、とうに四十郎だけど。 午後から出張。はじめての駅に初めての街。駅前に新刊本屋を発見し入ってみる。…

貧しきイカデビル。

今日も休日出張野外仕事。天気がよく日に焼ける。 仕事の空き時間に休憩場所で「坂の上の雲」第2巻を読む。場面は日清戦争へ。正岡子規は寝たきりとなり、秋山真之はアメリカへ留学する。 午後野外仕事が終わり、職場へ向かう。途中の本屋で坪内祐三本と坂…

古本者たちの宴。

午前中は職場でイベントの司会。 午後は職場を離れて出張野外仕事。 夕方から職場に戻り、机仕事で夜9時に退勤。 今日出張帰りに寄った本屋でこれを発見。 岡崎武志編「古本検定」(朝日新聞社) 古本検定作者: 岡崎武志編出版社/メーカー: 朝日新聞出版発…

小説家と豆腐屋。

今仕事で組んでいる同僚が結構アバウトなのでとりあえずA型気質である僕としては仕事は先に進むがなんだかすっきりしない。「壺算」でだまされた店主が言う「商売をしたはずなんだけどなぜだか達成感のようなものが感じられないんですよね」というセリフの…

時計と心の電池。

一昨日の朝起きると腕時計が止まっていた。遅くまでやっている駅ビルの家電量販店の中にあった時計コーナーがなくなっていて電池交換ができず、町に一軒だけある時計屋はすでにシャッターを下ろしていた。昨日も退勤時間が遅くてダメ。今日は疲れる仕事であ…

西日の強い団地。

今日は営業にでる。資料を持って毎年行っているお得意さんに挨拶。ここは駅から結構な距離にあり、しかも上りが続くためスーツにネクタイ姿で歩いて行くのは選択肢として選べない。着く頃にはワイシャツの色も変わるくらい汗みどろになっているはず。これで…

「こころ」から教科書へ。

珍しく連休を連休として過ごす。 ただ、昼から職場へ。どうしても行かなければならないわけではないのだが、行ってしまうのはどこか仕事に対する不安があるからだろう。 いくつかの仕事を済ませて職場を出る。駅ビルで買い物。新しい皮靴を買いにスーツショ…

白と黒と中央の赤。

午後から家を抜けだす。 神保町への直通電車に乗りながら「坂の上の雲」第1巻を読む。 神保町の古本屋街で地元では買えない雑誌と本を買い込む。 まずは東京堂書店の3階で。 『ほんまに』10号 南博「白鍵と黒鍵の間に―ピアニスト・エレジー銀座編―」(小…

昨日が呼んだ今日の本。

今日は午前中は職場で机仕事をし、午後からは出張で野外仕事。おかげで今回も一箱古本市には行けなかった。 野外仕事の合間に司馬遼太郎「坂の上の雲」(文春文庫)第1巻を取り出して読む。昨日本屋で関川夏央「『坂の上の雲』と日本人」(文春文庫)を買っ…

読みかけ本補完作戦。

久しぶりの休日。野外を吹き荒れる強風の音を子守唄のように聴きながらのんびりと寝過ごす。 昨晩、小林信彦「黒澤明という時代」を読み終わったこともあり、小林氏が傑作と褒める「野良犬」をDVDで観直してみる。特に前半のロケシーンが素晴らしい。世評…

昨日の月。

昨日も今日も出張野外仕事。 昨日は雨の降る中をカッパを着て作業をしたことを考えると、予想以上に暑く日差しの強かった今日はまだましだと思いつつ仕事をする。 夕方仕事が無事終了。若い女の子たちが稜線に近い位置にある月を見てキャアキャア言っている…

いつも通り、予想通り。

今日は朝早くにひと仕事あったため、普段より20分ばかり早起きして職場へ向かう。外での仕事のため雨が降らなくて助かった。 仕事は詰まっていたが、定時にはすべて済んだため早めに退勤することに。昨日は5時間残業したし、この土日も仕事が入っているの…

ハーモニカ、小沼丹、ありがとう。

朝、職場へ向かっていると僕の前を通り過ぎて行った自転車に乗ったおじさんが、右腕をハンドルから放し、水平方向にサッと伸ばして気持ちよさそうに右折して行った。これは小学校の自転車教室で習った自転車に乗って曲がる時の合図ではないか。こんなことを…

地デジカ大家。

今日も出張野外仕事。 今日の携帯本は「久生十蘭短篇選」(岩波文庫)。読みかけで置いてあったものをカバンに入れて家を出る。 駅に向かうバスに揺られていると携帯が鳴る。見知らぬ番号にそっと出ると母親からだ。なんと携帯を買ったのでかけてきたとのこ…

秋のオースティン・アワーズ。

朝、仕事場でひと仕事を終えてから出張野外仕事へ。 駅への坂道を登っていると予想以上に日差しが強く暑い。コットンのジャケットを脱ぎ、ネクタイをはずしてカバンにしまう。 電車とバスを乗り継いで出張先へ。思ったより休憩時間が長く取れたため、木陰の…