いつも通り、予想通り。


 今日は朝早くにひと仕事あったため、普段より20分ばかり早起きして職場へ向かう。外での仕事のため雨が降らなくて助かった。


 仕事は詰まっていたが、定時にはすべて済んだため早めに退勤することに。昨日は5時間残業したし、この土日も仕事が入っているので今日こそは髪を切りに行きたかったのだ。


 いつもの床屋で「いつも通りで…」と言った後は意識を失う。覚醒してぼんやりしているうちに散髪は終了。ここに来た時は必ず寄る隣の中華料理屋で夕食。海老チリチャーハンとジャンボ餃子3個。甘辛い海老チリのたれとチャーハンの絶妙なコンビネーションがたまらない。だからいつもこの店では同じものを頼んでしまう。料理を待ちながら庄野潤三「けい子ちゃんのゆかた」(新潮文庫)を読む。夕顔がなかったために買われたということを出てくるたびに注記されてしまう朝顔がちょっと気の毒になる。


 食後、立川談笑シシカバブ問答」を聴きながら帰る。こんにゃく問答のバクダット版。八っつあんがハッサンになっている。話の途中で登場人物たちが酒を飲んでいるのは宗教上おかしいと家元が高座のそでから割り込んできて話が中断してしまうあたりが立川流だ。この談笑という人初めて聴くが面白い。


 いつも寄るコンビニの前を空手の道着を着た女の子(小学生)が歩いていた。その姿がこぢんまりと凛々しくて思わず見とれてしまう。背中の首のすぐ下あたりに名前が刺繡されているのもかっこいい。



 家のポストを覗くと『ちくま』10月号が。林哲夫さんの表紙画とエッセイ、荻原魚雷さんの連載など中身の濃いPR誌なので来るのが楽しみ。


 まず、コンビニで買って来た『週刊文春』に目を通す。予想通り小林信彦氏はシルバーウィークに触れ、坪内祐三氏は柴田宵曲漱石覚え書」を取り上げていた。


 テレビで「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」を観てから読書。ここ数日小林信彦黒澤明という時代」(文藝春秋)と堀江敏幸「彼女のいる風景」(マガジンハウス)を1章ずつ読んでから寝るようにしている。今日は前者を2章読んで後者は1章読んだ。