三十郎肩。


 目の疲れから来るのか肩がこりやすい。職場の廊下を左右の肩を交互に上げ下げしてほぐしながら歩く。なんだか黒澤明「用心棒」の桑畑三十郎みたい。まあ、とうに四十郎だけど。


 午後から出張。はじめての駅に初めての街。駅前に新刊本屋を発見し入ってみる。入口付近から雑誌棚がずらっと並び、奥に控えめに文庫棚。いずこも同じ風景だ。


 横浜駅で乗り換え。有隣堂でウエッジ文庫の新刊を購入。

  • 馬場孤蝶「明治文壇の人々」(ウエッジ文庫)
  • 平山蘆江「蘆江怪談集」(ウエッジ文庫)

明治文壇の人々 (ウェッジ文庫)

明治文壇の人々 (ウェッジ文庫)

蘆江怪談集 (ウェッジ文庫)

蘆江怪談集 (ウェッジ文庫)

 相変わらず笑ってしまうくらいシブいラインナップだな。いつまでも続いてほしいと思いながらいつまで続いてくれるのだろうかと不安になる文庫だ。講談社文芸文庫とウエッジ文庫が消えた書店の棚を思うとさびしい。と言いながらもウエッジ文庫の方は今も普通サイズの本屋の棚には並んでないけどね。


 職場のある駅に戻る。車中で「坂の上の雲」第2巻読了。


 職場で夜9時まで仕事をして退勤。


 帰宅して読み終わった「坂の上の雲」第2巻の文庫カバーを外し、部屋に積んであった第3巻を取り出して付け替える。このささやかな前進がうれしい。


 テレビで「シルシルミシル」。今日は早稲田の定食屋特集か。いつも食べ歩きをしている大食いのAD堀君のつなぎが黄色なのはキレンジャーをイメージしているのではないかということに今更ながらに気づく。