恥多き人生。

梅雨の晴れ間の五月晴れがうれしい。
昨晩、日記をアップした後、「okatakeの日記」を読んでびっくり。僕がささま書店にいた1時間後くらいにささま近くで岡崎武志さんと角田光代さんがばったり出会っているではないか。自分の行動があと1時間遅かったら「古本道場」子弟コンビの遭遇を物陰からこっそりと眺めることができたのに。残念。
仕事帰りに本屋で平凡社ライブラリーの新刊を眺める。今月は買う予定の書名はないので、帯の折り返しにある“来月の新刊リスト”を見るためだ。その中に気になる1冊。

これは楽しみだ。その昔、日夏耿之介を“ひかしゅうのすけ”と読んで女の子から蔑まれた記憶が思わずよみがえる。その恥ずかしい出来事のおかげで今では“ひなつこうのすけ”と正しく読めるようになった。20代の頃はそう思えなかったけど、今では「恥はかいておくものだ」と思えるようになった。その女の子には三田村鳶魚を“ちょうぎょ”と読んで怒られたり、小田実を“みのる”と読んで失笑されたりした。彼女がいなければ僕はもっと恥ずかしい人間でいたに違いない。ありがとう。
バス待ちの時間に高田理惠子「グロテスクな教養」を少し読む。挑発的で他人を少し馬鹿にした感じが興味をそそる。こういう揶揄罵倒系の本が結構好きなのです。楽しみ。
帰宅後、「フライング・ブックス」の残りを読む。
フライング・ブックス―本とことばと音楽の交差点