遅番の日。昼までに行けばいいのだが早目の仕事があるため急いで洗濯をして、洗濯物をひんやりとした秋晴れの空気の中に干してから職場へ。
途中のコンビニで豆腐チャンプルとおひたしにおにぎり2個を買う。
今に始まったことではないが、自分の思いや望みと微妙にずれる方向に人々は動いていく。それを自分の考え方が正しいわけではない、他人にまかせたのだから最後まで相手を信じて口をはさむべきではないなどと考えて飲み込んでいく。
そんなことを考えていたらなんだかモチベーションが下がってしまったので、8時前に職場を出る。
サブカル系古本屋に寄ったら外市にいいなあと思える本が数冊あったので買う。
今回も段ボールが手に入っていないため宅急便の店舗によって一箱購入。店の近くにある前から気になっていたラーメン屋に入ってみる。思いのほか店内は広く、コンクリート打ちっぱなしというラーメン屋としては珍しい内装だ。何がいいのかわからないので赤い文字で目立っていた塩鶏ラーメンを頼む。出てきたのは澄んだスープとイカスミパスタかと思うような黒い麺。確か永井龍男作品に「黒い御飯」という短編があったが、「黒い麺」は初めてだ。
食べてみたが可もなく不可もない味。麺も通常よりもちもちした感じはあるがとくに特別な味がするわけではなかった。結構この町はラーメン激戦区なのだが、生き残っていけるかどうか微妙なラインとみた(最近も2店ほど潰れて跡地にまた新しいラーメン屋が2軒建った)。
帰りのバスで桂米朝「らくだ」を聴きながら帰宅。
家で外市の準備、今日買ってきた段ボール一箱に約70冊の本がちょうど入った。よし、よし。
明日ゆうパックで往来座へ送ることにしよう。
11月1日・2日の外市に伴健人商店が出品する予定の本は以下のとおりです。
【単行本・ムック】
「歳々年々」安岡章太郎
「夜の文壇史」大塚英子
「死んでいるかしら」柴田元幸
「生き方達人ファイル」アミューズ編
「旅人開高健」高橋曻
「谷川俊太郎エトセトラリミックス」
「女は下着でつくられる」鴨居羊子
「声、意味ではなく」和田忠彦
「詩集『三人』」金子光晴他
「日本橋バビロン」小林信彦
「純情無頼 小説阪東妻三郎」高橋治
「山谷」竹中労
「影の外に出る」片岡義男
「印刷に恋して」松田哲夫
「暇がないから読書ができる」鹿島茂
「菊地君の本屋」永江朗
「本を読む前に」荒川洋治
『monkey business vol.2』
【新書版】
「サクランボの性は」ジャネット・ウィンターソン/岸本佐知子(訳)
「ミラノ霧の風景」須賀敦子
「気になる部分」岸本佐知子
「豚の死なない日」ロバート・ニュートン・ペック
「続・豚の死なない日」ロバート・ニュートン・ペック
「悪役レスラーは笑う」森達也
「小説教室」高橋源一郎
「編集長を出せ!」岡留安則
「『アンアン』1970」赤木洋一
【文庫版】
「恋人たちの森」森茉莉
「私の美の世界」森茉莉
「どぶどろ」 半村良
「世界映画名作全史・戦後編」猪俣勝人
「世界映画名作全史・現代編」猪俣勝人
「世界映画俳優全史・現代編」田山力哉
「中学生日記」 Q.B.B
「久住昌之の人生読本」久住昌之
「大江戸観光」杉浦日向子
「編集狂時代」松田哲夫
「金子信雄の楽しい夕食」金子信雄
「スコッチと銭湯」田村隆一
「愛の妖精」ジョルジュ・サンド/篠沢秀夫(訳)
「虹の彼方の殺人」スチュアート・カミンスキー/和田誠(訳)
「サイゴンの十字架」開高健
「永井荷風」磯田光一
「翻訳という仕事」小鷹信光
「私の履歴書 プロ野球伝説の名将」
「宮沢賢治」吉本隆明
「呉淞クリーク/野戦病院」日比野士朗
「南の島に雪が降る」加東大介
「桟橋で読書する女」マーサ・クライムズ
「わたくし的読書」太田垣晴子
「花のような女」太田垣晴子
「侍従とパイプ」入江相政
「退屈論」小谷野敦
「すばらしき愚民社会」小谷野敦
「たべもの芳名録」神吉拓郎
「僕がテレビ屋サトーです」佐藤孝吉
「向田邦子ふたたび」文藝春秋編
「自暴自伝」村上ポンタ秀一
「洋食や」茂出木心護
「デカダン作家行状記」柴田錬三郎
「九つの物語」サリンジャー
「愛と苦悩の人生〈太宰治の言葉〉」檀一雄・野原一夫編
「ぜんぶ馬の話」木下順二
「桂米朝 私の履歴書」桂米朝
「本屋通いのビタミン剤」井狩春男
「ちょっと触っていいですか」赤瀬川原平
「十年ゴム消し」忌野清志郎
「文豪の探偵小説」山前譲編
「リンゴォ・キッドの休日」矢作俊彦