朝、部屋の中でもひんやりした空気を感じるようになった。
まだ、コントシーンのオチが思いつかない。職場まで歩きながら考えることにする。ちょうど行程の半分近くまで歩いてきたところで、ふと思いついた。「ユリイカ!」と思わず声が出そうなくらいうれしい。気分と足取りが急に軽くなる。
職場についてパソコンに向かい、思いついたアイデアを文章にしてみる。これで何とかなりそうだ。
通常の仕事と野外仕事を終えて夜7時近くに明日のイベント会場へ向かう。すでに同僚のスタッフが準備を始めていた。プロデューサーを務める同僚が僕のアイディアを入れた形の構成台本を作ってくれており、それのチェックをしながら明日の流れを確認していく。僕の考えたオチは最近人気のある芸人のギャグをベースにしたものなのだが、スタッフのうち2人(20代と30代)にそれを知らないと言われ驚く。その芸人とギャグについて説明しているうちに、次々と新たな質問が発せられ、「あらびき団」、「爆笑レッドカーペット」、「エンタの神様」まで説明しなければならなくなり、気がつくと40分以上経っていた。やれやれ。
夜9時を過ぎ力尽きて退勤。あとは明日だ。
本屋と古本屋を徘徊したあとバスに乗って帰宅。バスでは桂米朝「矢橋船」。