熟柿の月。


 今朝はいつもより早く家を出て職場に。休みの同僚の穴埋め仕事のため。


 夕方野外仕事をしているともう肌寒いくらいになった。秋だな。


 退勤して本屋をのぞいてからバスに乗る。いつものバス停で降りて、いつものコンビニの横を抜け、左右に住宅の立ち並ぶ狭い路地を歩いてゆく。曲線を描いていた道が真っ直ぐな一本道になった時、点在する外灯に縁取られた道の向こう正面の空に「おっ」と声が出てしまうくらいに大きい月がかかっていた。その赤黄色い月はなんだか熟した柿を思い起こさせる。ああ、やっぱり秋だなと思う。


 帰宅後、すぐに月の湯古本まつり追加本の準備をし、箱に詰めて近所のコンビニでゆうパックとして出す。8日には古書往来座に到着予定だ。


 残念ながら11日の月の湯には仕事の関係で行けない。そして今日まで行われていた早稲田穴八幡の青空古本祭りも結局行けずじまい。ここ数年必ず足を運んでいただけにこちらも残念だ。



 翌12日に谷根千で行われる秋も一箱古本市には今回は客として参加する予定。これまで行くことのできた春と秋の2回はともに出品者としての参加であったため、客としては一度も足を運んでいない。楽しみだ。