夜の昼食。


 今日は遅番。8時まで寝ている。


 駅ビルでいつものおこわと根菜の煮物を買って職場へ。


 買ってきたおこわと根菜を半分食べたところでトラブル発生。対応に追われるうちにそのまま午後の仕事に突入し、気がつけば8時半を過ぎていた。冷蔵庫から残ったおこわと根菜を取り出して食べる。夜に昼食を食べるというのはなんだか変な感じ。


 退勤して本屋へ。考えれば昼夜1食で済んだのだからその余剰金で気になっていたこれを買う。

  • 平井一麥「六十一歳の大学生、父野口冨士男の遺した一万枚の日記に挑む」(文春新書)


 最初見た時はなんて長ったらしい題名をつけるんだろうと思ったが、毎月の講談社文芸文庫を楽しみにしていますというコアな日本近代文学愛好家でもなければ野口冨士男という作家の名前も知らないだろうから「父野口冨士男」では多くの読者は期待できず、定年退職後に大学に入り直してセカンドライフを満喫する無名の著者による「六十一歳の大学生」では生涯学習をうたって社会人入学をほとんどの大学で行っている現在においては新鮮さに欠けた題であろうから、不特定多数の読者を相手にする新書ではその二つの要素をドッキングさせる必要があったのだろうな。

 レジ横で『本の話』11月号をもらう。


 帰りのバスでは桂文治「火焔太鼓」。古今亭以外の「火焔太鼓」は初めて聴く気がする。


 帰宅後、買ってきた長尺題名新書や本の山から見つけた神西清「灰色の眼の女」(中公文庫)などをチラチラと眺める。