利子としてのアイス。

 
 今日の午前中は、大きな会場で立ったまま人の話を聞いた。午後からは野外で仕事をし、夕方からはデスクワーク。


 途中抜け出して近くの店で大きめのカップに入ったプリンを2つ買ってきて、同僚の女の子に渡す。先日組んでやっている仕事の時にしばらく別の仕事で抜けさせてもらったお礼。「プリンを買ってくれたら許してあげる」と言われていたのだ。お礼が多少遅れたことに関して「利子としてアイスもほしい」と言われるが、プリンの利子がアイスになることを論理的に納得させてくれないので、買ってあげない。たとえば、「昔、高い利子を取る高利貸しのことを“氷菓子”とかけて“アイス”と呼んだ」なんて満点の答えを言ってくれたらハーゲンダッツでも、レディボーデンでも、サーティーワンでも買ってあげるのにね。


 夜8時を過ぎて、そろそろやるべき仕事も終わりそうなので帰り支度をしようと今日飲んだ複数のペットボトル飲料の空容器を数本手の指に挟んで立ち上がった時に、近くの席にいる同僚の女の子(利子請求中の人とは別人)から仕事上のことで相談を受ける。気がつくとその状態のまま夜の10時になっていた。ペットボトルを挟んでいた指の感覚がなくなっていた。
 別に結論がある話でも、答えが出る話でもなくて、結局彼女が仕事上のストレスを話したかったらしい。まあ、話を聞いてあげるのも職場の先輩の務めだよな。


 10時過ぎにさすがに疲れてモーローとした状態で職場を出る。


 帰宅して何もする気力なく、とりあえず、夕食というよりは夜食に近いそばを食べて日記も書かずに寝る。