海外出張で溜まった仕事を朝からコツコツとこなしていく。
夕方までかかってなんとかひと段落。今日はここまでとする。
歩いてブックオフへ。
- 阿部謹也「ハーメルンの笛吹き男」(ちくま文庫)
- 谷川俊太郎「谷川俊太郎の33の質問」(ちくま文庫)
- 高橋源一郎「ぼくがしまうま語をしゃべった頃」(新潮文庫)
- 江國滋・選「手紙読本」(ランダムハウス講談社)
- 宇野信夫「味のある言葉」(講談社文庫)
- 結城昌治「軍旗はためく下に」(中公文庫)
- 神吉拓郎「男性諸君」(文春文庫)
- 「用心棒 スチール写真348」(小学館文庫)
気になる文庫を105円棚から選んでいると自然エッセイ集が多くなってしまう。やっぱりエッセイが好きなんだな。
そう言えば清水国明のナレーションが消えたのに合わせて最近ブックオフのBGMによくジャズがかかるようになった。今日はマイルス・デイビスのマラソンセッションやジャッキー・マクリーン「センチメンタル・ジャーニー」などが流れていた。マイルスがあのねのねを駆逐していく現場に立ち会っている気分。
店を出てちかくのモスバーガーへといういつものコース。テリヤキバーガーとテリヤキチキンを食べながら日本に帰ってきたことを実感する。
最寄駅まで歩いて駅前の本屋に寄る。この店はいつも僕が地元で利用している本屋の姉妹店で、ちょっと小ぶりなのだが、文庫の平台を眺めていると目の利く店員さんがいるんだなということが分かる。それがなんだかうれしい。
- 『本の雑誌』1月号
昨日「空想書店 書肆紅屋」さんのブログで知った本の雑誌社経営危機に触れた椎名誠さんの文章「今月のお話」を電車の中で目を通す。〈『本の雑誌』を読むようにしてほしい〉という椎名さんの言葉が胸に残る。
『本の雑誌』を買うだけではなく、坪内祐三さんが2008年度私のベスト3にあげていた津野海太郎「おかしな時代」(本の雑誌社)も買わなくてはと思う。
紅屋さんが言及されていたように向井さんの連載終了を受けて荻原魚雷さんの「飲んだり読んだり」という新連載が始まった。そして同じコラム枠で「今月の畠中理恵子」という連載も。〈2008年最大の失敗は路上寝でした〉と開始第1回から畠中さんの世界が全開。やっぱり見逃せない雑誌だ。