俗物たちの大晦日。

 午前中を自宅で過ごす。


 DVDで古今亭志ん朝「芝浜」を視聴する。年の瀬気分が高まった。


 午後家を出て実家に向かう。今年最後の読書に選んだ本はジェイン・オースティン「説得」(ちくま文庫)だ。2時間弱の車中で読み耽る。相変わらず作者は、その見えすぎる目と皮肉な口吻で魅力的な俗物たちを描いていく。面白い。

説得 (ちくま文庫)

説得 (ちくま文庫)


 駅まで義理の妹と姪甥が迎えに来てくれる。遅いクリスマスプレゼントを買ってあげてから実家へ。


 いつも通り母と一緒に紅白を見る。演歌歌手の幾人かのカメラ目線に引き、北島三郎への冷遇とミスチルへの厚遇に思いを馳せる。


 今年もこのブログをお読みいただきありがとうございました。新年もまたよろしくお願いいたします。