図書館でごはん。

 年内の仕事の山は今日で越えた。


 ほっとした気分とは裏腹に時とともに空が曇り、ぬるかった空気が冷たい湿り気を帯びた風にかわる。


 本屋へ。

  • 『Esquire』2月号

Esquire (エスクァイア) 日本版 2009年 02月号 [雑誌]

Esquire (エスクァイア) 日本版 2009年 02月号 [雑誌]


 “見せたい本棚の作り方。”という本棚特集。さまざまな作家、アーティストなどの本棚を見たあと、いつものごとく世界の図書館の写真(ザンクト・ガレン修道院付属図書館、ストックホルム市立図書館)の写真にノックアウト。白米とこの写真があればおかずはいらないという感じ。


 帰宅して楽しみにしていたDVDを観る。


 まず、2人が並ぶ口上を味わい、続いて談春「慶安太平記〜善達の旅立ち〜」。実はこの噺を聴くのは初めて。善達と一緒に旅した飛脚の正体が分かるところでプツッと終わる。元々は家元とのリレー落語としてやる予定だったらしいので、これが前半なのかもしれない。のどの調子が悪い家元は小噺を並べるマクラから「やかん」へ。ある意味高座で寝てしまう志ん生の領域に達してしまっていると言えるかもしれない。声が出ず、うまく噺をコントロールできない家元を観客は許し、味わっている。

 このあとトリの談春「芝浜」へと続いていくのだが、もったいないので今日はここまで。楽しみは先延ばしにしておく。


 先日から家で読み始めた荒川洋治「読むので思う」の続き。「高等地図帳」が欲しくなった。