本を浴びる。


 自分の至らなさが原因であるのだが、仕事で思うような結果が出ずイライラする。


 取りまとめをしている仕事が同僚のデータ待ち状態で、そのデータさえ入れば僕の仕事を終えて帰ることができるため、「終わったら声をかけてほしい」と頼んでおいたのだが、いつまでたっても声がかからない。同僚の机に行ってみるととうに退勤して姿がない。待ってくれというから待っていたのにとイライラがまたつのる。


 チームを組んでいるメンバーがだれもいなくなってひとりパソコンに向かって仕事を仕上げてひとりで帰る。


 帰り道、今日のもろもろが心中に去来し、モヤモヤが満ちてくる感じ。


 酒を浴びて憂さを晴らせるほど飲める人間ではないので代わりに本を浴びることにした。

僕の読書感想文

僕の読書感想文

明治メディア考

明治メディア考

BRUTUS (ブルータス) 2009年 1/15号 [雑誌]

BRUTUS (ブルータス) 2009年 1/15号 [雑誌]



 近田本は国書刊行会のイメージとは違う小ぶりでポップな感じがいい。

 「明治メディア考」は中公文庫で買って以前に読んでいるのだが、それを単行本で復刊しようとする河出の心意気に感じるものがある。今回この対談の初出が高田宏編集の『エナジー対話』13号であったことを知る。


 『BRUTUS』は本特集。“2009年、「生き方」を考える250冊”か。今日は自分の生き方を考えたくなるよ。


 新星堂にも寄ってこれを。


 新星堂が年内でTポイントカードとの提携を止めると聞き、たまっていたポイントをすべて使用する。ブックオフファミリーマート、ザ・スーツ・カンパニーなどものみなTカードになびくかと思われた勢いに陰りが見え始めたか。


 帰宅して「ガラガラ」を視聴。マクラでの絶妙な間で挟まれる「聞いてます?」と、追い込まれて一線を越えた商店会会長の一回り体の大きくなったような大胆ぶりに声を出して笑ってしまう。