遅番なので9時半に家を出る。天気がいい。陽光が体を包む。同じように光を浴びた紫陽花がきれいだ。
職場へ行く前に歯医者へ。今日で一応治療は終了。
夜8時まで働いて退勤。
サブカル系古本屋を覗く。100円棚にこれを見つける
- 井上ひさし編「社史に見る太平洋戦争」(新潮社)
NHKから帝国ホテルまでそれぞれの会社の社史から太平洋戦争時の部分を集めたアンソロジー。興味のある出版関係は、文藝春秋、講談社、筑摩書房、岩波書店が収録されている。筑摩はもちろん「筑摩書房の三十年」だ。その他に、松竹、丸善、成城学園、後楽園スタヂアム、資生堂などが興味深い。
中古CDの廉価版コーナーから300円でこれを。
- 原田知世「GARDEN」(FOR LIFE)
鈴木慶一プロデュースで大貫妙子さんも楽曲を提供している。1992年のアルバム。
帰宅するとポストに『彷書月刊』7月号が届いている。岡崎武志さんの連載で吉祥寺に「そら屋六進堂」や「さんかく」といった新しい古本屋ができたことを知る。南陀楼綾繁さんの連載はUBCについて拡大版で。なぜ今回のVOL.11で終わってしまったのかについてはずうっと気になっていたのだが、今回その理由が分かって少し気持ちが安らぐ。来年にはカタチを変えて再開される予定らしい。UBCなら「豊饒の海」のごとく何度でも輪廻転生で生まれ変わって続いてほしい。
その後、高島俊男「お言葉ですが…別巻1」をやっとこさ読了。「機械で書いた文章」の中で「落ち付く」、「呼び掛ける」、「考え込む」などの「付」「掛」「込」という文字を使った文章を書いているだけでその人間の頭の中身がわかるといわれてしまう。いや、あの、どうもすみません。
原田知世「GARDEN』を聴く。「早春物語」を久しぶりに聴いたが思いのほかいい曲であった。