A型5%の世界。


 このところ面倒をみている研修生は人間的に愛すべき人なのだが、こちらの意表をつくような行動をいろいろとしてくれるので目が離せない。
 アドバイスのために個人的に話した僕の言葉を職場の公式文書にそのまま載せようとしたり、そこにいる人たちには見せてはいけない書類を手に持ったままその場所に行ってしまったりなどなど。
 今日、2人で書類を綴じていた時に急に僕の血液型を尋ねるので「A型だよ」と答えると「やっぱりそうですか!」とひとりで納得している。そして「わたしの周りは70%がB型で、25%がO型なんですよね」と呟く。え、それじゃあなたの生活圏にA型は最大でたった5%しかいないわけだ。どうりで僕とは……。


 研修生と明日の準備を終えて9時半過ぎに退勤。

 本屋で文春文庫の新刊をチェック。「直木三十五伝」が気になるな。


 帰りのバスは原田知世「music&me」を聴きながら。


 最近帰宅すると疲れてしまい何もする気力がない。とりあえず、「世界の車窓から」で列車の窓から見るインドの風景を楽しむ。