なぜ歯磨き粉なんだ?


 朝、職場で昨日の毎日新聞を開き、読書欄をチェック。


 堀江敏幸氏のブルガーコフ巨匠とマルガリータ」評を読む。うまくあおられてしっかりと読みたくなる。


 歯痛は痛み止めで押さえているのだが、昼食を食べようとしたら口がうまく開けられない。口の中にご飯をねじ込むように弁当を3分の1ほど食べてあきらめる。


 退勤後、本屋へ。

  • 岡茂雄「本屋風情」(中公文庫)

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 中公文庫の復刊シリーズの1冊。すでに持っているのだが、好きな本なので大きな活字で読み直したかった。柳田国男から「本屋風情が」と罵られたその言葉を書名にする本屋としての屈折した意地が心地よい。もちろん内容も言うまでもなく面白い。


 帰宅するとポストにダイワハウスの名前が入った小振りの箱が入っていた。何かと思って取り出すと文書が添えてあり、それによれば隣りの駐車場に賃貸住宅が建つらしい。その挨拶のための品だったのだ。箱を開けるとそこには歯磨き粉が2本。こちらの歯痛を見透かすようなこの展開。なぜ歯磨き粉なんだ?