今日も今日とて仕事を終えて、新刊書店と古本屋を覗いてから帰る。今日の収穫はなし。
その代わり、ブログ散歩の途中で6月の文庫新刊リストを知ることができた。これが今日の収穫。
- 塚本邦雄「百句燦燦」(講談社文芸文庫)
- 舟橋聖一「悉皆屋康吉」(講談社文芸文庫)
- 和田芳恵「ひとつの文壇史」(講談社文芸文庫)
- モーム/土屋政雄訳「月と六ペンス」(光文社古典新訳文庫)
- コンラッド/丹治愛他訳「闇の奥」(光文社古典新訳文庫)
- 堀江敏幸「回送電車」(中公文庫)
- 小林信彦「紳士同盟」(扶桑社文庫)
確か「悉皆屋康吉」の親本はサノシゲ装幀本であったはずと『spin03』佐野繁次郎装幀図録号を見ると思った通りだった。
扶桑社文庫から小林信彦小説本の復刊が出るなんて。それならいっそ、角川文庫とちくま文庫で絶版になった“オヨヨ大統領”シリーズも復刊してくれないかな。特にちくま文庫では復刊しなかった「オヨヨ大統領の悪夢」を是非。上のリストには挙げなかったが角川文庫で「安吾捕物帖」などの復刊を行っている。新刊リストなのに復刊が多いのだ。この勢いで本家の角川文庫で復刊というのも悪かない。