古本で精進落し


 仕事を終えてから同僚の車でお通夜へ。職場関係の人が亡くなるのは今年に入って2人目。どちらも僕とそう変わらない年齢の方だ。故人の明るい笑顔が何度も目に浮かんでくる。


 地元に戻り、夕食を食べてから帰宅。着替えて自宅近くのブックオフまで歩く。気持ちは古本で精進落し。
 ここの店は文庫が充実している。講談社文芸文庫が105円で4冊買えた。その他半額棚で「徳川夢声の問答有用2」(朝日文庫)を買った。


 原田知世を聴きながら歩いて帰る。月の姿は見えないのだが、空が夜にしては明るい。すこしヒンヤリとした風が肌に心地よいのだがそこにはっきりと湿気がまとわりついているのが感じられる。また梅雨が戻ってくるようだ。


 古書現世の向井さんからメール。4冊のうち当たったのは1冊のみ。それがこちらも徳川夢声本であった。