昨夜は友人から誘われて武蔵小山で飲む。わずか梅酒1杯で朦朧となり、友人の話は独り言にしかならなくなった。
この1週間、一番神経を使う仕事が数回あり、それに加えて二つの葬儀があって心身ともに疲れがたまり、昨日は朝から洟が出て、くしゃみが出て、咳が出る、出ないのは声だけという状態でスタートし、睡眠不足もあって上記のような朦朧状態となったわけだ。
友人には済まないが早めにお開きにしてもらい、帰宅する。
今朝はゆっくりと蒲団の中で過ごす。本当は野外仕事があったのだが、体と心がギシギシ悲鳴をあげているので同僚にお願いして勘弁してもらう。
昼過ぎにようやく動く気になれたので、溜まっていたワイシャツをクリーニングに出し、バスに乗って街に下りていく。
まずはauショップへ。以前から使っているinfobar2のICカードが電源を入れる際に読み込まれなくなったりしていたのだが、最近は通常時でも急にカードへのアクセスエラーが出て使用できなくなるということが頻繁に起こるようになっていたのだ。そのため修理に出そうとここへ来てみたら、修理は無料でできるし、代替え機も貸してくれるが、免許証か保険証がないと受け付けられないと言われる。今日はそのどちらも持っていない。クレジットカードではダメかと聞くがダメ。写真が入っている免許証だけならわかるが、入っていない保険証はOKでカードではダメなのはなぜだろう。パスポートではダメで、そこらの郵便ポストからちょいと拝借できる公共料金の請求書なら更新できるTSUTAYAの会員カードを思い出す。
せっかく街まで下りてきたことを無駄足にしないため、マクドナルドで昨日から販売が始まったニューヨークバーガーを食べる。体調のせいかもしれないが、前のテキサスバーガーの方が旨かった気がする。
腹ごしらえが済んだので買い物に精を出す。久しぶりに覗いたサブカル系古本屋の100円棚から1冊。
これは単行本「植木等と藤山寛美」の増補改題版。残念ながらすでに絶版である。平成8年のこの文庫のカバー裏には11冊の小林信彦本が載っているが、現在生きている新潮文庫の小林本は3冊ほどに減っているのは残念。
石鹸、シャンプー、シェービングクリームなどを買ってから駅ビルの本屋へ。
- 作者: 西村賢太
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/01/28
- メディア: 文庫
- 購入: 12人 クリック: 139回
- この商品を含むブログ (61件) を見る
西村本はこの間単行本を売ってしまったので文庫で取っておこうというつもり。『新潮』は“小説家52人の2009年日記リレー”という特集だ。日記好きなので買ってしまう。大江健三郎から古井由吉までの52人がほぼ1週間分の日記を月日をずらしながら書き全員で1年間の日記となる形式だ。大江氏が1月1日から7日までを書き、古井氏が12月24日から31日までの日記を書いていてその間を残り50人が繋いでいる。
気になる書き手は、川上弘美、堀江敏幸、佐伯一麦、水村美苗、金井美恵子、笙野頼子といったところか。自分の誕生日を見ると、よしもとばななによる田口ランディ称揚の日記になっていた。川上日記は「東京日記」風、堀江日記は登場する人名にすべてABCを漢字であてるという遊びをしている。このスノッブなところが好悪の分かれ目になるのであろう。
帰宅してHDDに録画しておいた「剣客商売スペシャル」を観る。病み上がりの藤田まこと=小兵衛はあまり動かず、メインゲストの中村梅雀がいい味を出していた。