空白を充たす。

 昨夜は先週に引き続き大学時代の友人たちと会った。友人のひとりが経営していた会社を負債を抱えてたたみ、その裁判のために関西の実家からこちらに出てくるのに合わせてみんなで集まろうということになったのだ。中には四国からはるばる出てきた者もいる。同じく昨年仕事をやめた友人がおり、この2人を呼んで励まそうという主旨なのだが、単純に何年も顔を合わせていない仲間と会えることがうれしい。

 渋谷の居酒屋で8時まで飲み食いして、その後カラオケボックスで10時過ぎまで。自然と流れる歌は大学時代に聴き、そして歌った曲になる。自分たちが学生だった頃、中年のおっさんたちがうれしそうにお互い肩を叩きながら酔っぱらって騒いでいるのを見ては「いい年してなにをやってんだよ」と眉をひそめたものだが、今になってその気持ちがよくわかる。あまり会わなくなったこの20年ほどの空白の時間にそれぞれにいろいろなことがあり、それでも生きて今こうしてバカなことを言って笑ってられる喜びはやはりおっさんの心をときめかすのだな。

 

 今日は午前中から野外仕事。よく晴れて日差しも強く暖かい。午後仕事を終えてから職場へ向かう。職場近くのマクドナルドで限定販売の“テキサスバーガー”をテイクアウト。職場で新聞の読書欄を読みながら食べるつもりなのだが、そのために店が小さな紙袋2つに入れたバーガーとドリンクをその上大きな手提げの紙袋に入れてくれるのを見るとなんとも資源の無駄遣いをさせているような気分になる。


 職場で毎日と日経の読書欄をチェックしながらテキサスバーガーを食べる。結構いける。他の限定バーガーも食べてみようかと思う。夕方まで仕事をして上がる。


 本屋へ。

 『河北新報』に連載されていた見開き1ページほどの短い読書エッセイが百編並んでいる。取り上げられている作者や作品の基準が自分の嗜好とうまくかみ合っているので、やはり読みたくなった。

からっぽを充たす (小さな本棚)

からっぽを充たす (小さな本棚)