2011-01-01から1年間の記事一覧

雨を撒いた街。

昨晩、4日間の出張から帰って来た。 今回の仕事では、6年振りにダンサーとしてのオファー(?)もあり、事前に踊りを覚えるためにその曲のビデオを何度も見直し、同僚とも練習をした。僕より40歳は年下の男女2人が踊っている映像を見ながら、幼い彼らに…

スマート本。

夕方まで仕事をしていると疲労から来る頭痛がしてきたため、あきらめて退勤。 隣駅まで歩く。日が長くなっている。ネクタイを外した首筋に汗が流れる。 ブックオフを覗くが、収穫はなし。人も少なく、携帯セドリの姿すらない。早くも夏枯れかな。 久しぶりに…

椀・ツー・3。

ちょっと気を抜いていたらいきなり夏になっていた。 熊谷で39.8度を記録したと聞き、昨日は仕事帰りに無印良品で敷き布団の上に置く「ひんやりジェルシート」なるものを買った。 ついでにサブカル系古本屋にも寄って100円棚から文庫を2冊。 嵐山光三郎「…

日本特価書籍という購買装置。

珍しく仕事が半ドンで終わる。 今週、2つほどの厄介な仕事をなんとかくぐり抜け心と身体の疲労がずしりと自分にのしかかってきているため、やり残しの仕事は明日の休日出勤でやることにして、神保町行きの電車に乗り込む。 本を読むには眠すぎるのでポッド…

book meets girl。

朝バスに乗っていると部署の女性が欠勤との連絡があり、一挙に週のスタートが慌ただしさを増した。 ここからノンストップでバタバタと一日が忙しく過ぎて行く。夜、職場にアマゾンからの荷物が届く。仕事の本に混ざって頼んでおいたこの雑誌が入っていた。 …

冷やし中華食べはじめました。

この週末も出張野外仕事である。 始発バスに乗り、いつもの野外仕事現場へ。ここ数日の涼しかった気温がいきなりグンと上がって陽射しが眩しい。半袖のポロシャツから出た腕が見る間に真っ赤に染まっていく。 空になったペットボトルと期待はずれの結果を鞄…

自由に楽に。

今日は、サッカー(日本代表vsペルー代表)もあることだしと久しぶりに職場を早く出る。 駅ビルの書店によって雑誌棚を眺めていると見慣れたイラストが表紙を飾っている雑誌が目に飛び込んできた。 『Free & Easy』7月号 Free & Easy (フリーアンドイージー…

筆箱になりたい。

昨日、職場のレクリエーションでスポーツをやったため時間が経つ毎にどんどんと筋肉痛になっていく。若い頃のように翌朝ばっちり筋肉痛になってるということがない。まるでスローモーションのように少しずつ筋肉痛になっていくのが分かる。別にうれしくもな…

日傘のような雨傘持って。

朝起きて、昨晩録画しておいたTBS落語研究会の立川志の輔「みどりの窓口」を観ながら支度を整え、休日出張野外仕事へ出発。 天気予報によると午後遅くから雨となるらしいので傘を持って家を出る。日曜の朝は遠慮なく晴れ渡っており、手にある傘は日傘のつも…

涙のシルキードライ。

今朝は始発バスに乗って出張野外仕事。 天気もよくなり、日中は暑くなるとのことなので先日ユニクロで買ったシルキードライを初めて装着してみる。汗を気持ちよく乾かしてほしいものだ。 予想通り1日眩しい直射日光を浴び続けることになった。サングラスとO…

別れの手続き。

一昨日のみちくさ市は晴天に恵まれ、多くの人で賑わい、暑いながらも楽しい1日を過ごすことができた。 当日持って行ったCD(ジャズが9枚、落語が2枚)とVHS(古い松竹映画「南の風」、「嫉妬」、「木石」と三船敏郎主演、岡本喜八監督の東宝映画「侍」)…

百鬼園棚。

昨日、帰宅後用意しておいた本を段ボールに詰めてコンビニから、みちくさ市宛に送った。 今回の伴健人商店の出品する本は以下の通りです。 【単行本】リチャード・ブローディガン「アメリカの鱒釣り」 堀部篤史「本を開いて、あの頃へ」 堀部篤史「コーヒー…

ジェイズ・バーから眺める明治。

例年のことながらゴールデンウィークとなると「今年は7連休」などといった言葉が飛び交い、それを聞くたびに、まるで異国の話をされているかのような遠い目をしてしまう。 4月29日から5月5日のうちで休めるのは5月1日(日曜日)だけであとはすべて仕…

Back in the London Time。

今日も休日出勤で職場へ。 ここ3週間ほどまともに休みを取っていない。毎晩終電までなどというハードな仕事をしているわけではないが、ウイークデイは朝7時半からだいたい夜9時までの日々が続いている。寝不足と花粉症で頭が少し痛い。 昼過ぎまでの野外…

檜のシャワー。

先週の日曜日に仕事を終えた後、神保町に行って東京堂で『新潮』5月号を買ったり、岩波ブックセンターで岩波文庫の復刊からボズウェル「サミュエル・ヂョンスン伝(上・中・下)」を入手したりしたことをこの日記に1時間以上かけて長々と書いたものが忽然…

サーカスの虎がいなくなった街で。

仕事を終えて綱島に出る。 この街に新しい古本屋ができたということを「古本屋ツアー・イン・ジャパン」で知り、これは一度覗いてみようと思い立った。 ブックオフのあるブロックのひとつ手前(駅寄り)の通りに面したビルの1階に開店したての古本屋「FEEVE…

ポケットいっぱいの金。

先週に続いてお茶の水に研修に行く。 先週と同じ場所だが、別の講座なので先生も受講生も違っている。前回、周囲の服装があまり地味だったので、今回は落ち着いたモスグリーンのセーターを着ていったのだが、レモンイエローのブラウスの女性やワインレッドの…

3人のために。

雨の中を神保町に向かう。 休日の書店巡りではなく、仕事の研修会がお茶の水で行われるのだ。 会場に着いて指定された教室の指定された席に行くと、前の席に座っている男性が椅子をグッと後に下げており、僕の机が隣の机より後に下がってしまっている。後の…

新書をつまんで蕎麦を待つ。

仕事を終え、バス停に立つ。 バス停の時刻表の上に張紙があり、バスは通常の5割程度しか走っていないという。向かおうと思っている終点のバス営業所行きは30分以上待っても来ない。その営業所に昨日バスに置き忘れたものが届いているのだ。しかし、乗りた…

欠けた月はやがて満ちる。

以前、岡崎武志さんがブログに貼っていて知ったアン・サリー嬢の歌う「満月の夕」。 この曲は阪神淡路大震災への思いを綴ったもの。ソウル・フラワー・ユニオンとHEATWAVEが共作しているがそれぞれ歌詞が違う。彼女が歌っているのはHEATWAVEのバージョン。僕…

灯りの中で。

朝目覚めてTVをつけるとやはり地上波のほぼすべては震災報道を繰り返している。 津波の映像を何度も観ていると精神的に何か追い込まれて行くような圧迫感があり、それを避けて録画しておいたインテルvsブレーシア戦を観る。震災で亡くなった被災者を悼んで両…

CALLING ME。

地震の夜が明け、始発から電車が走り始めた。 避難者をすべて帰し終え、午前9時過ぎに退勤する。 朝食をとっていないため駅前に行くが、吉野家、すき家、日高屋などは営業を中断しているという張紙をしてあってやっていない。そのせいもあってマクドナルド…

暗闇の中で。

昼過ぎに懸案の会議を無事に済ませ、ホッとして机に座っていた時に地震がきた。 けっこう大きい揺れであったため、まずは机の上に備え付けられている棚にぎっしりと詰めたファイルやその上に載せた書類などが崩れ落ちないように椅子から立ち上がり、両手で棚…

小銭で祝うバースデイ。

誕生日の朝は友人からの借金を依頼するメールから始まった。たぶん、彼は今日が僕の誕生日であることを知らない。この友人は学生時代からタイミングが悪いことにかけては他にひけをとることがない。例えば、僕が好きな同級生の女の子からの電話を今か今かと…

古本屋の恋。

昨日、同僚の女の子の名前が今年度の退職者一覧に載っているのを知り、ちょっとショックを受ける。所属が違うのであまり話したことはないのだが、掲示板を前に頬に手を当てて思案する仕草などが今時の20代とは思えない昭和テイストを漂わせている子で、彼…

火星の庭の本2しか。

昨晩はめずらしく上司と飲みに行く。僕の知らない職場のあれこれが耳に入る。それを知ったからといって仕事が楽しくも楽にもならない。むしろ知らない方が心安らかな気がする。 このところ日曜を休めるのでありがたい。日曜の朝の定番は朝食をとりながら録画…

ドリアンとドン。

普段乗り馴れない満員電車に乗って母校へ仕事に行く。 学生時代通った駅からの道を大学へ向かって歩く。通りの左右にある店はほとんど変わってしまったが、あの頃と変わらないたいやき屋や豆腐屋の姿に心癒される。 後輩の大学生相手に休み時間を挟んで計4…

日独伊サッカー同盟。

朝TVをつけるとCSでセリエA「インテルvsサンプドリア」戦を放送している。起き抜けの頭でぼんやりとピッチを走る長友の姿を眺める。最近やたらとサッカーばかり観ているなあと思いながら前半終了で風呂に入り、後半が終わったところで出勤する。 雨の月曜日…

The Green Leaves of Spring。

朝目覚めて寝床の中で録画しておいた「落語者」を観る。昨晩の放送は桂吉弥「蛇眼草」。「そば清」と同じ溶解人間系の噺だ。この人の噺をちゃんと聴くのは初めてだが、華があってしっかりとした力のある人だな。他の噺も聴いてみたくなった。 朝風呂(と言っ…

枝雀とサッカー。

昨晩の雪は驚いた。降り出した雨が、退勤して職場を出た時には雪になっており、家の近くでバスを降りたらそこはもう白銀の世界で人影もなく、しんとした空気だけが漂っていてなんだかワクワクとした気分がわき上がってきた。 そんな高揚した気分で本屋で買っ…