自由に楽に。


 今日は、サッカー(日本代表vsペルー代表)もあることだしと久しぶりに職場を早く出る。


 駅ビルの書店によって雑誌棚を眺めていると見慣れたイラストが表紙を飾っている雑誌が目に飛び込んできた。

  • 『Free & Easy』7月号




 角川文庫の小林信彦オヨヨ大統領」シリーズを愛読し始めた中学生以来目に親しんできた小林泰彦画伯のイラストがドカンと大きく載っているだけで中身は二の次で欲しくなる。名前は見たことがあるが一度も買ったことのないこの雑誌をレジへと持って行く。



 帰宅してサッカーを観てから(まあ、コンディション等から考えてこんなもんでしょうね。新しいシステムにこだわらずにもっと自由に、楽にやればいいのにと思う。)、『Free & Easy』をペラペラと眺める。


 “小林泰彦に学ぶ ヘビーデューティーの服と道具”という6ページのコーナーでたっぷりヤスヒコ画を堪能する。ヘビーデューティーとやらにはまったく興味関心はないのだけれど。


 その他、この雑誌には林望氏による「英国本物語り」というコラム(談話)があったり、C.W.ニコル氏による開高健回想のページ(赤いポッチの付いた帽子をかぶってばかでかいキングサーモンを抱いた開高氏の写真も久しぶりに見た)があったりとなんだが1990年代の雑誌を読むような懐かしさを感じてしまう。


 ページを繰っていくと、“男の手料理”ということで詩人の城戸朱理さんの台所道具やケンタロウの厨房なども出てくるし、車、服、万年筆、鞄、眼鏡、インテリアなど盛りだくさん。もうお腹いっぱいという感じ。


 “俺の本物プロダクト”というコーナーでジャズミュージシャンの菊池成孔氏がギターメーカーのマーチンが作っていたというアルトサックスを愛用の品として紹介している。このサックスを同じように愛用していたのは有名なミュージシャンではアート・ペッパーただ一人なのだそうだ。


 それではということで、アート・ペッパーが参加しているこのアルバムを聴きながら本を読み、それから寝ることにします。

  • JOE MORELLO「COLLECTIONS」(INTRO)


コレクションズ

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