ちょっと気を抜いていたらいきなり夏になっていた。
熊谷で39.8度を記録したと聞き、昨日は仕事帰りに無印良品で敷き布団の上に置く「ひんやりジェルシート」なるものを買った。
ついでにサブカル系古本屋にも寄って100円棚から文庫を2冊。
今朝は、昨日買った「ひんやりジェルシート」の上で目覚める。“ひんやり”を売りにしているシートが僕の体温でしっかり暖まっている。こんなことで節電の夏を乗り切れるのか一抹の不安を抱きながら床を上げ、汗を吸ったシーツ代わりのバスタオルを洗濯機に放り込んでスイッチを押す。
2度洗濯機を回した洗濯物を干そうとするが、空は曇天。あまり乾きそうもない。
テレビ東京「男子ごはん」で男のニンニク料理を見てから家を出て職場へ。
途中のマクドナルドで「カリフォルニアコブ」のセットを注文。日曜の昼時とあってマック店内は子どもの叫び声と許容量を超えた仕事に対する店員の悲鳴が交錯して異様な雰囲気だった。テイクアウトしてさっさと店を出る。
職場に着いて自分の机に設置したライトを用意して来たLEDの物に付け替える。わが職場もこの夏は15%の節電を余儀なくされているため、弱熱性で電力消費も少ないLEDにしておく。
これまでより少し光の輪が小さく、一段とまぶしい灯りの下で夕方まで仕事をして退勤。
帰り道の駅ビルでクールビズの3つボタンジャケットと2タックパンツのスーツを探すが見つからず。その代わりユニクロで白のドライTシャツとドライの半袖BDシャツを買う。
節電の買い物の一日の最後にもやはり本屋に行く。
藤澤清蔵「根津権現裏」や坪内祐三「慶応三年生まれ七人の旋毛曲り―漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代」を含む新潮文庫の新刊を探すが見つからず。
金井美恵子「目白雑録」や草森紳一「記憶のちぎれ雲」も見当たらず。
そこで気になっていたこの古典の現代語訳をレジへ。
- 作者: 後白河法皇,川村湊
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帰宅して先日買ったせきしろ×又吉直樹「まさかジープで来るとは」(幻冬舎)を眺める。先日の「小島慶子 キラ☆キラ」に又吉直樹が出演していて本好きとしてオススメ本を3冊推薦していたがその1冊が関口良雄「昔日の客」(夏葉社)だった。この人は信用できると思い、ラジオでも紹介していたこの自由律俳句及びエッセイ集を手にしたのだ。
- 作者: せきしろ,又吉直樹
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又吉俳句の中で目が止まったうちの一句はこれ。
味噌汁の椀がツーと動くのを父と見た
うまく言えないが、なんだかとてもいい。
買うと伝えても店員が喋る
今日のスーツショップの店員は買わないと言ったのでなおさら喋った。だったら3つボタンのジャケット用意しといてよ。
夕食はコンビニで買ったペペロンチーノ。いつもはナポリタンを選ぶのだが、今日はこちらに手が伸びた。なぜだと思っていたら昼に観た「男子ごはん」がニンニク料理だったと気づく。己の単純さにあきれる。