涙のシルキードライ。


 今朝は始発バスに乗って出張野外仕事。


 天気もよくなり、日中は暑くなるとのことなので先日ユニクロで買ったシルキードライを初めて装着してみる。汗を気持ちよく乾かしてほしいものだ。


 予想通り1日眩しい直射日光を浴び続けることになった。サングラスとOXY PERFECT SUNBURN BLOCKでなんとか対抗する。


 夕方、想定内の収穫と想定内の失望を残して仕事を終える。帰りのバスは部下の女子数人と一緒。その中で僕が管理しているチームのチーフに指名している女子が「わたしはチーフに向いていません」と涙ながらに訴えてくる。「チーフに生まれてくる人間はいないよ。みんなチーフになっていくんだ。これまでのチーフたちもそうだったんだよ。その人ひとりでチームのすべてを背負える人間を選んでいるわけではないんだ。そんな人はめったにいないからね。その人だったら周りが信じて支えて行こうと思える人をいつも選んでいると思っている。だから、あなたがすべてを背負い切れないと嘆く必要はないし、これまでチーフ選びを間違えたと思ったことは一度もないよ」と声をかける。こんな言葉でも彼女の涙を乾かすシルキードライになってくれればよいのだが。その後、2つ3つくだらない冗談を言ったら笑ってくれたのですこしホッとする。


 バスを降りて横浜駅西口の有隣堂に寄る。

別れの手続き――山田稔散文選 (大人の本棚)

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書中日記

書中日記



 帰りの電車で「書中日記」を読む。『本の雑誌』に連載している「坪内祐三の読書日記」をまとめた単行本シリーズの最新刊。ひと連載分毎に“ゲラのつぶやき”というコメントが付されている。これまでこんなのあったっけ。こういう本を読んでいるときが一番幸せだな。