先週の日曜日に仕事を終えた後、神保町に行って東京堂で『新潮』5月号を買ったり、岩波ブックセンターで岩波文庫の復刊からボズウェル「サミュエル・ヂョンスン伝(上・中・下)」を入手したりしたことをこの日記に1時間以上かけて長々と書いたものが忽然と消えてしまい、書き直す気力もなくしまってからいつの間にかもう1週間がたってしまった。
今日も休日出勤の野外仕事。この時期の野外は花粉症持ちの身には辛い。檜の花粉の季節になるとひたすら咳が出るのだ。マスク焼けを恐れず初夏を思わせる陽光の下で1日マスク姿で過ごす。花粉を含んだ強い風が仕事場を吹き抜ける。目に入ったゴミを取りに何度か洗面所に逃げ込んだ。
仕事帰りに横浜駅東口の新星堂にジャズのCDを探しに行ったら、向かいにあった書店の丸善が無くなり、真っ黒な装飾の名も知らぬ洋服屋に変わっていた。それによって客の流れも変わったのだろうか、新星堂の店内に客は僕ひとり。日曜の遅い午後にこんなことは今までなかった。探していたCDもなかった。
帰宅して、まずシャワーを浴びる。もし湯船に浸かっていたら身体から落ちた檜の花粉で檜風呂になっていたところだろう。
風呂上がりに夕食を食べながら「モヤモヤさまぁ〜ず」を観る。「モヤさま」のある日曜日の喜びをかみしめながら。
その後、今週買った本や雑誌をあれこれ眺めて過ごす。
- クラフト・エヴィング商會「おかしな本棚」(朝日新聞出版)
- 『monkey business vol.13』(ヴィレッジブックス)
- 『Meets Regional別冊 もっと東京の手仕事』(京阪神エルマガジン社)
- 谷口ジロー「ふらり。」(講談社)
- 山田芳裕「へうげもの(一服・二服)」(講談社文庫)
- 豊田健次編「白桃 野呂邦暢短編選」(みすず書房)
- 作者: クラフト・エヴィング商會
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/04/20
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モンキービジネス 2011 Spring vol.13 ポール・オースター号
- 作者: 柴田 元幸
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
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もっと!!東京の手仕事―道具からカバン、雑貨に洋服まで、若い作り手、百花繚 (えるまがMOOK ミーツ・リージョナル別冊 東京篇)
- 作者: 京阪神エルマガジン社
- 出版社/メーカー: 京阪神Lマガジン
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- 作者: 谷口ジロー
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: 山田芳裕
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- 作者: 山田芳裕
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: 野呂邦暢,豊田健次
- 出版社/メーカー: みすず書房
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「おかしな本棚」はひたすら並べられた本の写真にうっとり。『モンキー・ビジネス』はポール・オースター号なのだが、やはり売りは村上春樹×小沢征爾の対談かな。『もっと東京の手仕事』は相変わらず見せ方がうまい。木村衣有子さんの写真と文からなる「イイホシさんのうつわ」も載っている。「ふらり。」は谷口ジローmeets伊能忠敬。「へうげもの」が講談社文庫に。コミックスを途中から読み出した者にとってなにやら謎が解けていく気分。「白桃」を地元の本屋で買えた喜び。本当に白桃色をした本を見た時、思わずにやけてしまった。
今週は『Monthly Takamitsu』158号も送られてきた。やはり、この毎号楽しみなライブ批評紙も震災の話から始まっている。読後、おすすめの歌手クミコのライブをUSTREAMで観たり、マルセ太郎に思いを馳せたりした。マルセ太郎と言えばTVで放映していた映画「泥の河」を語りと一人芝居のあわいで説明するその姿が思い浮かぶ。「戦国鍋TV」もチェックしてみよう。