二食で本屋。


 仕事を終えて夕方退勤。


 本屋へ。



 講談社文芸文庫の新刊が出ていたのだが、すでに藤枝静男の本は買われてなかった。そこで残っていたこちらを購入。以前に出た「第三の新人名作選」があまりに代表作ぞろいで、これならそれぞれ現在生きている本で読めそうだと見送ったこともあり、今回もどうかなと思っていたのだが、まあいいかなというラインナップだった。昨日の夕食代と今日の昼食代が職場持ちであったのもハードルを下げているんだけどね。


 
 大勝軒で野菜つけ麺を食べてから帰宅。


 夜、NHKBSプレミアムで脚本家・木皿泉のドキュメント番組「しあわせのカタチ〜脚本家・木皿泉 創作の“世界”〜」を観る。神戸のマンションで暮す木皿泉の2人の姿を初めて観た。7年前脳内出血で倒れ、現在も半身が動かない夫とその介護をしつつワープロに向かって原稿を仕上げる妻の二人三脚の様子が描かれ、その2人にNHKがドラマの脚本を依頼する。木皿泉夫婦のあり方を題材にした夫婦もので撮影は実際の木皿宅を舞台として使用するというもの。もちろん、実録などではなく、あくまで脚本家夫婦とは別の夫婦の話としてドラマを作る。夫婦役は薬師丸ひろ子田中哲司。このミニドラマもこのドキュメント内に組み込まれて放映されるという構成だ。


 木皿泉夫婦の会話はまさに「二度寝で番茶」そのまま。今年の夏前に依頼された脚本はとてものんびりとしか進まない。まず、ほぼすべての壁を埋め尽くした本棚からそれぞれ本を抜き出し、それらのなかから脚本になりそうな言葉や考えを見つけていくというやり方が面白い。そして、その本だらけの部屋がとてもいいんだよな。この部屋を見ただけでますます木皿泉が好きになっていく。しかし、この寡作状態でどうやって生活しているんだろうと疑問だったのだが、番組内でもその経済状態については触れられており、過去のドラマのDVD販売による印税が彼らの主な収入源であることが語られていた。


 薬師丸、田中によるドラマの方はそれほど惹かれなかったのだが、それも木皿泉の2人の姿がより印象深く感じられたからだろう。番組終了後、以前から欲しいと思っていた木皿泉脚本のあるドラマのDVDBOXを迷わず購入する。

 

二度寝で番茶

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すいか DVD-BOX (4枚組)

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野ブタ。をプロデュース DVD-BOX

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セクシーボイスアンドロボBOX [DVD]

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『Q10』DVD-BOX

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