宿題やったか?。


 この夏は暑さと仕事でシオシオのパアになってブログを書く気力もなく過ぎて行った。過ぎて行ったと書いてはみたが、過ぎるどころの話ではなく9月の声を聞こうというのに相変わらずバカみたいに暑くて嫌になる。


 一昨日昨日と野外仕事を同僚に頼み、自宅に籠って締め切りが9月頭にある机仕事に取り組んでいたのだが、ほんの1週間前に大家さんがアンテナを地デジ用に付け替えてくれ、それに加えてBSとCSが映るようにもしてくれたので、気がつくとテレビの前に座って「おう、これがWOWWOWなのだな」、「さすが日本映画専門チャンネル李香蘭が出ているよ」、「週刊ブックレビューとはこの番組のことなのか」「『龍馬伝』が、『ゲゲゲの女房』がこんな時間にやっているぞ」、「Jリーグの試合ってこんなに中継されていたんだ」と季節遅れの衛生放送デビューを果たし、もう気もそぞろに2日間を過ごしてしまう。


 昨日はちょっと家を出てマクドナルドで「大月見バーガー」を食べ(読み方が分からずおそるおそる「おおつきみバーガーください」と注文して待っていたら「だいつきみバーガーのお客様」と呼ばれて真実を知る)、その後本屋に寄った。

 『諸君!』の連載をまとめたもの。樋口進氏撮影の小説家の写真がいい。今東光とタコ、家の前の平林たい子、玄関先の自転車横でおどける酔った吉田健一などなど。


 本屋を出て、帰宅する前にスタバへ。先日粉末コーヒー“VIA”用のタンブラーを買ってもらった無料券を使ってアイスカフェモカを飲む。携帯本である堀井憲一郎「江戸の気分」(講談社現代新書)を少し読んだ。講談社のPR誌『本』連載をまとめた新書の第2弾。第1弾「落語の国からのぞいてみれば」が面白かったのでこれも期待の1冊。やはり、面白い。

江戸の気分 (講談社現代新書)

江戸の気分 (講談社現代新書)

 今日は夕方に帰宅し、夏休みの宿題になっていた友人へ送る本を箱に詰めてコンビニへ。ゆうパックで送る。

 今回は特に友人からの希望やテーマはなく、友人の興味と自分の興味の二つの曲線が交わる部分の本を選んでみた。そのリストは以下の通り。


山田和「インドの大道商人」(講談社文庫)
中島岳志「インドの時代」(新潮文庫
長尾雅人「仏教の源流ーインド」(中公文庫)
辛島貴子「私たちのインド」(中公文庫)
藤原新也編「インド読本」(福武文庫)
石井光太「物乞う仏陀」(文春文庫)
井筒俊彦イスラーム誕生」(中公文庫)
鶴見良行「アジアの歩きかた」(ちくま文庫
ラドヤード・キプリング「少年キム」(ちくま文庫
辻原登「遊動亭円木」(文春文庫)
洲之内徹「絵のなかの散歩」(新潮文庫
井伏鱒二「珍品堂主人」(中公文庫)
小林信彦横溝正史読本」(角川文庫)
北村薫「自分だけの一冊」(新潮新書
倉沢愛子「二十年目のインドネシア」(草思社
坂井禧夫「インドネシア駐在3000日」(連合出版
恩田陸「『恐怖の報酬』日記」(講談社
ねじめ正一荒地の恋」(文藝春秋
木村衣有子「大阪のぞき」(京阪神エルマガジン社
木村衣有子「味見はるあき」(木村半次郎商店)
バーナード・マラマッド「レンブラントの帽子」(夏葉社)
野呂邦暢諫早菖蒲日記」(梓書院)
野呂邦暢「夕暮の緑の光」(みすず書房



 家に戻り、もう1つの宿題である今週末に迫った外市へ出す本の準備を始める。



***********************************

「外、行く?」
第22回 古書往来座 外市〜軒下の古本・雑貨縁日〜

南池袋・古書往来座の外壁にズラリ3000冊の古本から雑貨、楽しいガラクタまで。敷居の低い、家族で楽しめる縁日気分の古本市です。ブックマークナゴヤ一箱古本市でおなじみの岐阜のオンライン古本屋、徒然舎さんがゲスト。店主の廣瀬さんも上京されます。また愛知の「ブックマークイヌヤマ」主宰、五っ葉文庫さんが緊急参戦。こちらも上京参加。お楽しみに!

■日時
2010年9月4日(土)〜5日(日) 
雨天決行(一部の棚などは店内に移動します。)
4日⇒11:00ごろ〜19:00(往来座も同様)
5日⇒12:00〜18:00(往来座も同様)

■会場
古書往来座 外スペース
東京都豊島区南池袋3丁目8-1ニックハイム南池袋1階
http://www.kosho.ne.jp/~ouraiza/
→池袋ジュンク堂から徒歩4分
東京メトロ副都心線雑司が谷」駅・2番出口から徒歩4分
都電荒川線鬼子母神前」電停より徒歩6分

■参加者一覧
▼メインゲスト
徒然舎(岐阜・オンライン)http://tsurezuresha.net/

※緊急参戦! ミスター痕跡本
五っ葉文庫(愛知・犬山)http://ameblo.jp/itutubabunko
五っ葉文庫については⇒ http://portal.nifty.com/2008/03/21/d/
※今回、痕跡本の展示はございません。

■主催・わめぞ  http://d.hatena.ne.jp/wamezo/