The Green Leaves of Spring。

　朝目覚めて寝床の中で録画しておいた「落語者」を観る。昨晩の放送は桂吉弥「蛇眼草」。「そば清」と同じ溶解人間系の噺だ。この人の噺をちゃんと聴くのは初めてだが、華があってしっかりとした力のある人だな。他の噺も聴いてみたくなった。

　朝風呂（と言っても昼近いが）のBGMには桑田佳祐「MUSICMAN」を選ぶ。昨夜NHKで放送していた彼のドキュメンタリー番組を観たら、やはり以前と比べ痩せて老いが感じられるようになったその姿にすこし寂しい感じがした。

MUSICMAN(初回生産限定 “MUSICMAN” Perfect Box)(DVD付)

　昼に家を出て職場へ。今日は営業日ではないので、スーツではなく普段着で行く。気に入っているグリーンのアディダスジャージの上着に緑がかった茶色（媚茶）のコーデュロイのズボンというイデタチなのだが、思った以上に気温が高く、職場に着く頃にはじんわりと汗がにじんできた。

　買ってきたビックマックのセットを食べながら、知人２人にメールの返信をする。ともに日曜日の午前中とも思われぬ長文のメールをもらったため返事にも時間がかかった。日曜の朝にこんなメールを送ってこざるを得ない２人のことをしばし思う。人生とは思うにまかせぬものだよなあと溜め息ひとつ。ひとりのメールに若葉の絵文字が使ってあり、昨日ニコ動で観た山村浩二監督の短編アニメ映画「頭山」を思い出す。

　仕事に一区切りをつけて退勤。午後５時から行われる「あいおいブックラボ」のイベントの中継がUSTREMで流されるためそれに合わせて家に戻る。

　残念ながらUSTREMが不調で中継は中止に。代わりにレンタルDVDで映画「TRICK　霊能力者バトルロイヤル」を観、続いて録画しておいた星野“私は猫ストーカー”真理主演の映画「さよならみどりちゃん」を観始めたが目が疲れたので途中でよす。

　最近買ってきたHampton Hawes「The Green Leaves of Summer」を聴きながら仕事の資料に目を通す。来週ある場所へ数日行って自分の仕事について話をしなければならないのだ。もちろん、僕が優秀なために白羽の矢が立ったわけではなく、この時期に動ける人間が職場に僕しかいなかったためなのだが。

Green Leaves of Summer

　資料などを読みながらも目がかゆくてしょぼしょぼする。先日の春一番で本格化した花粉の影響が出ているのだ。「春は名のみの風のえげつなさ」にやられる日々が始まった。花粉は読書の敵ですね。