昼過ぎまで仕事。今日は風もそれほどなく暖かかったので助かる。
職場に近いブックオフで“文庫本・新書半額セール”をやっているという告知メールがあったので歩いて行ってみる。
日曜ということもあるのだろうが、文庫売り場のある2階は混んでいた。半額棚に人がびっしり張り付き、105円棚がガラすきといういつもと全く逆の光景だ。期待していたちくま文庫、講談社文芸文庫、岩波文庫などに出物がほとんどなかった。購入した講談社文芸文庫はこの1冊のみ。
- 作者: 中野重治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1992/08/04
- メディア: 文庫
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105円棚からこんなのを買う。
解説が野口冨士男氏。まだ買っていないが小谷野敦氏による里見評伝を楽しみにしているのでその時用に購入しておく。
その他あれこれ買って帰る。
帰宅して録画しておいた立川談志「へっつい幽霊」と「芝浜」を観てから、立川談春「赤めだか」(扶桑社)を読みだす。9日には談春独演会があり、今夜11時からの「情熱大陸」が立川談春の回であるとくれば、今が読み時だ。今日ブックオフのクジで当たったうまい棒を食べながらページを繰る。
『en-taxi』連載時にちょこちょこと読んでいたのだが、頭っから通して読むのは初めてだ。強烈な個性(談志)に魅入られたもう一つの強烈な個性(談春)が語る自伝であり、芸人伝であるのだから面白くないわけがない。あっという間に170ページほど読んでしまう。
「情熱大陸」が始まったので本を閉じて観る。いきなり12月12日に談春さんが喉のポリープ摘出手術をする映像が流れて驚く。知らなかったのだ。その後は今年の歌舞伎座での親子会で「芝浜」を演じた波紋(家元がそれを快く思っていない)から、その後の親子会での家元の評価をへて、暮れの2700人相手の大阪での「芝浜」が大好評で迎えられるところで幕を閉じる。ちょっとキレイにまとめすぎかな。
とりあえず、9日が楽しみだ。どんな噺をやるのだろう。これまで聴いていないネタだとうれしいのだが。