パン等回収劇。


 今年もノーベル文学賞の季節が終わった。恒例の村上春樹祭も何年も続くとさすがに盛り上がりにかける感じ。


 今日は休日出勤がなく休みなのだが、昨日出張場所から職場へ戻る途中に知人のパン屋で買ったパンの包みを机に忘れてくるというチョンボをしてしまう。この連休に食べるために大量に買い込んだパンを火曜まで放置しておくわけにはいかず、行かなくてもいい職場へ出かけるハメに。



 折角なので途中でチーズ・ハム・マーマレードを買ってから職場へ。袋からバケットを1本出してパンナイフで切り分けて、買ってきた物を挟んだり塗ったりしながら食べる。うまい。ただ、ジャムを塗っただけのパンがなぜこんなにうまいのだろうと人のまばらな休日の職場で思う。職場宛にしておいたアマゾンで買ったCDをパンとともに鞄に入れて職場を出る。ただ、昼を食べるために職場に来たようで何とも不思議な気分になる。


 本屋へ。


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 講談社文芸文庫の新刊からこの1冊を選ぶ。「如何なる星の下に」だけなら各種「日本文学全集」系の高見順集や絶版になった新潮文庫などでも読めるのだが、講談社文芸文庫という名前と坪内祐三解説の付加価値を取った。


 帰宅後、持ち帰りのズート・シムズのCDを聴きながら仕事。


ストレッチング・アウト

ストレッチング・アウト


 この東芝EMIが出している“JAZZ名盤999BEST&MORE”シリーズは999円で国内初CD化のレア盤などを出してくれるのでありがたい。ただ、新品のCDアルバムが文庫本1冊よりも安く買えるという事実には未だにうまく馴染めない。


 「モヤさま」横浜編を見ながらカップヌードルと回収してきたパンで夕食。石川町駅から大江アナの出身校フェリス女学院のある高台まで行く坂道は仕事で何度も登った道なので懐かしい。


 みなとみらいに新しくできたカップヌードルミュージアムが登場。まさかそれをカップヌードルを食べながら観るとはね。


 ネットで11月の文庫近刊案内をチェック。気になる文庫はこれ。

 「人間臨終図鑑」は名著。新装版で未読の人の目に触れるといいな。そう言えば集英社文庫のリストにスティーブン・キング呪われた町」が(復刊?)。小林信彦氏推奨の吸血鬼物の傑作。これもみんなに読んでもらいたい本だ。


 この他ジム・フジーリ/村上春樹訳「ペット・サウンズ」(新潮文庫)が早くも文庫に。単行本を買いのがしたのでこれで読もうか。