眼医者を見限る。


 野外仕事から屋内へ戻ると職場の機能がストップしていた。もちろん、WBCの決勝戦を見ているのだ。


 9回裏であ〜あと溜息をつき、10回表でおお!と叫ぶ職場。あの2点タイムリーでこれまでのことをすべて帳消しにし、当分そのカリスマ性の貯金をしたイチローを思う。その喜びのインタビューで野球少年には聞かせられない言葉で表現してしまうイチロー。その昔、僕もロンドンの大英博物館のライブラリーを見た感動を表現するのに使って女友達からたしなめられた言葉だ。しばらく話題になるだろう。


 退勤して眼科へ。前回嫌な思いをしたので別の医者を探そうと思っていたのだが、アレルギー用の目薬がなくなったのでやむを得ずまた来てしまう。そして、やっぱり後悔する。前回は僕が診察室で待っているのに医者が訪ねてきたセールスマンと話しこみこちらを平気で待たせたのだ。今日は僕の番になったら電話がかかってきてこちらを待たせて長々と話をするのだ。声が大きいので内容は丸聞こえ。客を待たせて何やってるんだよと思いつつ名前を呼ばれて医者と対面するが、待たせたことをわびる言葉もなし。だめだなここは。


 サブカル系古本屋による。


 ヘミングウエイは高見浩訳。「移動祝祭日」つながり。


 TSUTAYAで映画のDVDを数枚借りて帰る。


 帰宅後、「スピード・レーサー」を観る。アニメ「マッハGOGOGO」の実写化。結構この手のハリウッド製能天気映画は嫌いじゃない。ただ、レースシーンが全部アニメチックなCGなので目がちかちかする。エンドロールで「マッハGOGOGO」の主題歌がちょっとかかるのがいいね。


 その後はテレビでWBCのはしご。