花粉眼入す。


 とにかく朝から風が強い。野外仕事のミーティングでも体が傾いてしまうほど。マスクはしているが、さすがにゴーグルはしていないので、「今朝は怒風激しゅうして花粉眼入す」という状態である。


 野外から屋内に戻ってくるとWBC放映中。9回にダルビッシュが登板し、三振でしめる。決勝進出で韓国と対戦だ。これでしばらく野球人気も盛り上がるだろう。
 

 夕方退勤して本屋へ。いくつかのブログで取り上げられていたこれを発見。

  • 虫明亜呂無「女の足指と電話機 回想の女優たち」(清流出版)

女の足指と電話機―回想の女優たち

女の足指と電話機―回想の女優たち


 虫明亜呂無という不思議な名前の人物の存在を知ったのは小林信彦氏の文章によってだった。小林氏も認める異才の名をずうっと胸にとどめてきたのだが、いまだその文章をまともに読んだことがない。この機会にと思い手に取る。なんといっても本のたたずまいがカッコイイ。古い表現を使えば「シビレル」のだ。


 CDショップでこれを買う。


 最近この手の高音質CD販促のためのサンプラーが何種類も出ている。ジャズのスタンダードともいえる名演が12曲も入って980円は安い。しかも高音質ときているのだからいうことはない。ジャズに触れたいという初心者の人は変なコンピレーションを買うならこっちの方が絶対にお得。オススメ。



 夜、家で虫明本の編者である高崎俊夫さんによる「編者あとがき」を読んでいて虫明亜呂無編「三島由紀夫文学論集」(講談社文芸文庫)が欲しくなった。

三島由紀夫文学論集 I (講談社文芸文庫)三島由紀夫文学論集 II (講談社文芸文庫)三島由紀夫文学論集III (講談社文芸文庫)



 「daily sumus」(http://sumus.exblog.jp/)を読むと今月末に出る『spin』04号が紹介されていた。北村知之さんの「エエジャナイカ」の抜粋が載っている。この続きを読むためだけに『spin』を買うとしても何のためらいもないよ。楽しみだ。