黒猫と夢。


 仕事を終えて地元のサブカル系古本屋へ。


 最近入荷したらしい文庫本たちの中でいくつか心惹かれるものがあったので買ってみる。

シネマの快楽 (河出文庫)

シネマの快楽 (河出文庫)

本居宣長〈上〉 (新潮文庫)

本居宣長〈上〉 (新潮文庫)


 買った文庫本をカバンに詰め込んで駅前のトンカツ屋で夕食。

 店内のテレビでは野球のWBC日本代表とオーストラリア代表の練習試合をやっている。2対2の同点から打者一巡の猛攻で日本が大量得点をする光景にときおり目をやりながらロースカツを味わう。
 アナウンサーも解説者も意識して触れないのだろうが、オーストラリア代表のメンバーがレベルの低い者の集まりだというのは素人目にもわかる。これがサッカーで解説がセルジオ越後氏であったなら、「確かに日本は大量得点を取って勝ったのはいいんですが、相手のオーストラリア代表がレギュラーメンバーではないんですね。川崎の盗塁も、イチローの走塁もあれがメジャーのトップ選手のアメリカ代表であったらアウトになっていたということを忘れてはいけないと思うんですね」と松木安太郎氏の大喜びの背後からコメントすることだろうな。


 帰宅すると宅急便の不在連絡票がドアに挟まっていた。送り主は聖智文庫とある。おお、目録注文品がいくつか当たったらしい。楽しみなのだが、すでに再配達の時間は過ぎている。さて、明日も何時に帰れるかわからない。どうしたものか。どこかのコンビニ受け取りにでもしてみようと思うが、以前に登録したクロネコIDが思い出せない。どこかにメモをしたはずなのにそのメモがどこにあるのか思い出せない。


 水曜日のお楽しみ「爆笑レッドカーペット」を観る。今、僕が知っている中で一番充実しているネタ番組である。いつも思うのは司会のひとり今田耕司のうまさである。ただ、ネタを見て一言二言コメントを差し挟むだけなのだが、それによって観るもの聞くものに笑いのつぼを教え、今の自分の笑いにお墨付きをもらった視聴者はもう一度安心して笑えるのである。簡単なようで難しいことだ。ある種の運動神経のようなものをしっかりと持っているのだろうな。
今度土曜の7時台に移るらしい。このままでいいのに。


 今日のBGMはこれ。

バイーア

バイーア


 この間亡くなったフレディ・ハバードを偲んで彼が唯一参加している5曲目の「SOMETHING I DREAMED LAST NIGHT」を聴く。

 昨日も夢を見たはずなのだがまったく思い出せない。