本も映画も三度みる。


 今日は職場でイベントがある日のため昼食に弁当が出た。自宅から持ってきたズッキーニの和風ピクルスを添えて弁当をいただく。


 昼食代が浮いた分、書店にお金を落としましょうと仕事帰りに本屋へ。


戦後日本のジャズ文化――映画・文学・アングラ (岩波現代文庫)
異名・ニックネーム辞典


 前者は青土社から出版されサントリー学芸賞を受賞した本の文庫化。ジャズアルバムのジャケットをあしらったカバーを見ているだけでやはり欲しくなる。
 後者は動物のイラスト(キャラクター化されたマンガチックなもの)をあしらったカバーを見るとなにやらキワモノめいた本かと思い敬遠してしまいそうな感じだが、出版社が三省堂とくれば辞書としてちゃんとしているだろうと期待が高まり、手に取ってしまう。それほど収録語数が多いわけではないハンディな辞書であるから、収録語の選択はかなり編著者の好みを反映したものになっていそうだ。それがまた面白さになっていると思う。パラパラ見ているだけでも例えばサッカーが好きなんだなということがわかる。それぞれの国の代表チームの愛称がずらっと載っていたりするところとか。試みに「え」の項目を眺めてみると、「江頭2:50」(エガちゃん)・「江川卓」(怪物くん)・「江木俊夫」(トシ坊)・「疫病」(疾風・流行病)・「江口寿史」(ビッグE・せんちゃん)・「えくぼ」(恋の落とし穴)・「えごのき」(萵苣の木・石鹸の木・轆轤木・アカジシャ)・「えごま」(荏・ジュウネン・オオエノミ)・「江崎実生」(早撮りせっかち)・エジウソン(褐色の弾丸)・「エジソン」(腐った脳みそ・発明王・訴訟王・メンロパークの魔術師)と続いている。柏レイソルにいた「エジウソン」が出てくるところにサッカー好きが顔をのぞかせる。



 帰宅後、先日ダウンロード販売が始まったので購入しておいた映画「この世界の片隅に」を少し観る。劇場の大きな画面で2度見ているのだが、その時に気づかなかった細かい描写などがよくわかる。3度目でも画面に目が釘付けになる。これからも何度となく見直すことになるだろう。


 ジャズの本に刺激されてジャズのアナログレコードを聴く。今日はこれ。

  • GENE AMMONS「JAMMIN' WITH GENE」(PRESTIGE)

Jammin With Gene


 サイドメンバーのドナルド・バードジャッキー・マクリーンアート・ファーマー、ダグ・ワトキンス、アート・テイラーマル・ウォルドロンという並びは僕にとってのプレステッジのイメージそのもの。楽しいジャムセッションが聴けるアルバム。