黄色もミドリーもともにすき。

 今週は比較的早く職場を出られるため、夕方6時を待たずに退勤する。



 いつもの駅ビルの本屋に寄るのもちょっと気持ちに余裕がある。あちこち棚を見ているうちにふと思い出す。「あ、あの本がもう並んでいるんじゃないのか」とコミック売り場へ。


るきさん(新装版) (単行本)

るきさん(新装版) (単行本)

おともだち (新装版) (単行本)

おともだち (新装版) (単行本)



 並んでました平積みで。ともに新装版としての再登場。前者はちくま文庫版で持っているし、後者はケース入りの単行本で持っているんだけれど、高野作品が新刊で出るとなるとやっぱり欲しくなる。


 帰宅して、録画しておいた先週土曜の「おかずのクッキング」を観ながら夕食。土井善晴節を楽しむ。食後にコーヒーを入れて「るきさん」再読。文庫より大きくて極彩色(オールカラー)の「るきさん」を堪能する。色使いが艶やかなのだけれどもシックで落ち着いた色で満ちている世界。この本に出てくる緑色はどの色合いもみんないい。


 少し前、職場で業界紙に載せる文章を頼まれた。若い人向けに本を紹介するコーナーだったから高野文子「ドミトリーともきんす」(中央公論新社)を選んだ。“マンガ”というジャンルでくくられたくなかったので文章はブックガイドという切り口で書いた。先日掲載誌を見せてくれた同僚が同じページに並んでいる同業他社の文章と比べて本の選択も文章も一番いいとお世辞を言ってくれた。世辞と分かっていても悪い気はしないよね。とりあえず、大好きな本を紹介できたことがまずうれしい。既存の高野文子ファンなら知っているこの本も一般の人にそれほど広く知られているとは思えないから、こんな文章でも読んで「ドミトリーともきんす」に興味を持ってくれる人がひとりでもいてくれたらなと思う。文末にこの本を読んで気に入ったら「黄色い本」も手に取ってほしいと書き添えた。そのうち「黄色い本」も再読したいものだ。



ドミトリーともきんす

ドミトリーともきんす

黄色い本 (KCデラックス)

黄色い本 (KCデラックス)



 今日の帰宅途中に銀行に行った。7月11日(土)に京都にある“メリーゴーランド京都”で行われる「SUMUS再結成トークライブ」の参加料を振込むためだ。無事振り込み終了。これでライブに参加する資格を確保した。土曜の夜とあって定宿にしている東横インはどこも満室であったのでネットで探したビジネスホテルに予約を入れた。後は当日になにも起こらず無事イベントに参加できることを祈るだけだ。最初の京都での「スムース友の会」から東京・名古屋と参加してきた者としては今回もやはり行きたい。

 そういえば最近DVDで昨年ロンドンで行われた「モンティ・パイソン復活ライブ」を観た。再結集したパイソンズのメンバーは老人になったとはいえみんな元気で、往年のコント(スケッチ)を舞台で再演していた。その姿を観ているだけでファンとしては感無量。会場で生で観たかったとつくづく思った。しかし、パイソンズは観られなかったが再結成するスムースメンバーは生で観ることができる。また楽しからずや。


 
 「SUMUS再結成トークライブ」については林哲夫さんのブログに載っています。

http://sumus2013.exblog.jp/24075909/