今日は休日。
起き抜けに録画しておいた本田のセリエAデビュー戦をチェック。
今朝も冷え込んでいる。寒さを退けたいので朝風呂のBGMは古今亭志ん朝「酢豆腐」。夏の噺だ。湯の中で湯豆腐のようにあたたまる。
昼前に家を出て映画を観に日比谷へ向かう。車中は「冬のフロスト」を読み継ぐ。
歩行者天国の銀座通りを歩く。休日の割に人出は少ない。寒いせいか、不景気のせいか。伊東屋に万年筆を見に行くが、知っている場所に店が見当たらない(改装中で仮店舗で営業中であることを後で知った)。
あきらめて教文館へ。
東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典 (講談社文芸文庫)
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講談社文芸文庫の新刊2冊購入。いつ来ても教文館は落ち着く。好きな書店だ。
映画の前に腹ごしらえしておきたいので、数寄屋橋のロッテリアに入る。ベーコンチーズバーガーのセットを選ぶ。「冬のフロスト」で何度もフロスト警部がベーコンサンドを食べるシーンが出てくるので影響されたのだろう。4人掛けの席に“予約席”のプレートが置いてあり、ハンバーガーショップでこれを見たのは初めてかもしれない。
有楽町TOHOシネマズへ。「かぐや姫の物語」を観る。
「ホーホケキョ となりの山田くん」でおなじみの描線で描かれる世界。竹取翁の声が亡くなった地井武男というのがやはり意識にのぼる。その分、翁のかぐや姫に対する思いが強まるシーンは観客の涙を誘っていた。ストーリーに関しては原作にない登場人物を出してきているので好みの分かれるところだろう。僕はストーリーよりも画面の絵そのものを楽しんだ感じ。休日のジブリ映画ということで子供連れの観客もいたが、子供にはちょっと難しいんじゃないかな。たぶん、僕をふくめた大人の観客も何年後かに見直した時、その真価が分かるような気がする映画だった。エンドロールで流れる二階堂和美「いのちの記憶」を観客全員が身じろぎもせず聴いていたのが印象深い。
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