精興社と星海社。

 今年になって初めての休日出張野外仕事。


 4時に起きて朝風呂に入り、今日の寒さに備えて身支度をする。ヒートテックのタイツの上にウォームアップパンツを重ね、ヒートテックの靴下をはく。上はヒートテックの“極暖”の上にタートルネックのシャツにセーターを着込んだ上にダウンのロングコートで身を包む。冬の野外仕事はユニクロの防寒用品によってずいぶんと楽になった。自分の体の半分はユニクロでできているような感じ。



 それでも野外仕事はやはり寒いが、昼に近付くにつれ日差しが注ぎ、半野外ともいうべき場所のため寒風の直撃は避けられるので助かった。例年よりちょっといいくらいの成果をあげて昼過ぎに仕事終了。



 地元に戻り、本屋へ。


戸惑う窓


 白いカバーで中央公論新社刊なので、「回送電車」シリーズの最新刊かと思ったらそうではなかった。そう言えば判型も横幅が一回り大きい。『Chronos 日本版』の連載をまとめた「窓」に関するエッセイ集のようだ。




 帰宅して昨日買った新書をパラパラ。

  • 正木香子「本を読む人のための書体入門」(星海社新書)


本を読む人のための書体入門 (星海社新書)


 たまたま本屋で手に取ったら先日最新作が最終回をむかえた「水曜どうでしょう」に関する記述があったので読みたくなった。「水曜どうでしょう」のテロップの書体に注目し、そこからこの番組の魅力について語っている。短い考察ではあるがなかなか面白い。今日この本を手にしたのは、「戸惑う窓」が堀江本ではおなじみの精興社の文字で印刷されているのを見て、この書体はなんと言うのかについて書いていないかと思ったから。ザッと見た感じでは精興社の書体についての言及は見当たらなかった。著者の他の本には出てくるのかもしれない。こんど探してみよう。



 ふと思い立ってDVDで映画「ノッティングヒルの恋人」のサワリを見る。好きな映画。ハリウッド映画だけれど英国俳優がたくさん出ているのでいい感じのマイナー感が出ているもの好みだ。ちょっと見で満足したので、DVDを止めて、「ノッティングヒルの恋人」のサントラ版のCDに切り替え、この間から読んでいる「冬のフロスト」の下巻を読む。冬の英国で薄っぺらいコートひとつでガタガタ震えながらノンストップの事件に挑むフロスト警部の姿を読むのに今日の寒さの記憶はちょうどいい。時宜を得た読書をしていると思いたい。

ノッティングヒルの恋人 オリジナル・サウンドトラック

ノッティングヒルの恋人 オリジナル・サウンドトラック

冬のフロスト 下  (創元推理文庫)

冬のフロスト 下 (創元推理文庫)

 明日の休日はどう過ごそうか。映画でも見に行くかな。