三大テナーが歌うクリスマスソング。

このところ先延ばしにしていた仕事をいくつか片付ける。

あまり本とは縁のなさそうな同僚から「萩原浩の小説にハマっている」と打ち明けられる。本に詳しい人物と思われているので話しかけられたのだが、当の萩原本は1冊も読んだことがない。そのため「映画化されたり、けっこう評判がいいよね」といったあたりさわりのない言葉でお茶を濁す


仕事の関係で作ったあるものの在庫を事情があって買い取っていたのだが、急に今日2つ売れる。約15000円の臨時収入だ(といっても元は自分の金なのだが)。これで不良在庫はあと2つとなった。うれしい。


膨らんだサイフを持って仕事帰りに本屋へ。

今月の文芸文庫の新刊から2冊。ともに旅にかかわる本だ。吉田本はエッセイかと思っていたら小説だった。目次を見ると「昔のパリ」「大阪の夜」「英国の田舎」「東北本線」といった並びが目に入る。面白そうだ。


帰宅後、録画しておいた「のだめカンタービレ」を観る。物語の主旋律が千秋のトラウマからのだめのトラウマへと移行している。起承転結でいうところの“転”の部分か。そろそろ佳境に入ってきた感あり。

のだめがコンクールの課題曲としていたシューベルト「Piano Sonata in A minor,D845」を内田光子さんで聴く。

Uchida Plays Schubert (Coll)

Uchida Plays Schubert (Coll)


シューベルトをBGMとして高島俊男お言葉ですが…第11巻」読了。


その後、CDの山をあさっていたら、緑色の紙の箱に入った「THE CHRISTMAS COLLECTION」というジャズのクリスマスコンピレーション盤を見つける。
クリスマスソングの定番「ザ・クリスマス・ソング」が3曲も入っている。デクスター・ゴードン、エディ・ロックジョー・デイビスジーン・アモンズという三大テナーの競演だ。奇しくも同じ1970年に吹き込まれたゴードンとアモンズのものに耳がいく。前者のピアノがトミー・フラナガンで、後者がウイントン・ケリーというのもまた絶妙の取り合わせ。


今日の4000番台。

シャウティン

シャウティン


ドン・ウイルカーソンの3枚目にしてBN最後のリーダーアルバムが4145番。日本語版ライナーノートを読むと、ドンはリーダーなのに《迫力不足》、《カゲが一番薄い》と言われたい放題。たしかにさっきの三大テナーに比べると印象は薄いのは否めない。6曲中4曲のオリジナルよりもスタンダードの「イージー・リビング」の方の印象が強いというのもまたちょっとさびしいな。シャウトしても“静かなドン”でした。