子馬とパソコン。

この日曜は休日出勤しなくていいように昨日仕事をして来たつもりだったのだが、目覚めの床の中でやり残しの仕事を思い出してしまう。


昼に家を出て職場へ。バスの中で小野リサ「Boas Festas」を聴く。クリスマスアルバムだ。ボサノバ調で明るく「ホワイト・クリスマス」や「ザ・クリスマス・ソング」を歌っている。南国のクリスマスには間違っても雪は降らなさそうなちょっと変わったクリスマスソング集。そこが面白い。

BOAS FESTAS

BOAS FESTAS


途中のマクドナルドでチーズグラコロバーガーのセットをテイクアウト。
職場で自分用のPCをスイッチを入れ、立ち上がるのを待つ間に昼食をとる。セットについているマックナゲットをマスタードソースで食べる。やっぱり、ソースはマスタードに限るなと思いつつ、余りをポテトにもつけながらいただく。これがけっこう気に入っている。食事をしながら備え付けの「毎日新聞」と「朝日新聞」の読書欄を斜め読み。

食事と読書欄チェックが終わってもまだPCは立ち上がり切っていない。生まれたての子馬だってこれだけの時間があればもう立って歩いているぞと念を送るが、意に関せずといったぐあいにLANから何かをもぞもぞと引っ張り込んでいる様子。あきらめて歯を磨きにいく。


その後、どうにか一人立ちしたPC相手にチョコチョコと仕事をし、2時間で済ますはずが予定を1時間ほどオーバーして終了。


職場を出て、歩いてブックオフへ。

すべて105円。
色川本は、この間の一箱古本市でまだ読んでないのに売ってしまったため。
入江本は、あまり見かけない印象と題名の字面のよさで。
「雑学七ヵ国語辞典」は、ひとつの表現について日本語、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語での表記を挙げ、言語別にコラムをつけている。面白そうだとかごに入れる。
島村本は箱も本もグラシン紙がかかっていて、高野書店という古本屋で買ったものらしい。以前に読んだ講談社文芸文庫に未収録の作品が入っているため迷わず購入。


地元に戻り、床屋に寄る。日曜とあって順番待ちの人が数名。空いている椅子に腰掛けて本日の携帯本である坂口安吾「不連続殺人事件」(角川文庫)を読み始める。大学時代に冬樹社版「定本 坂口安吾全集」で読んで以来の再読だ。


床屋の椅子で気持ちよく居眠り。頭を刈るのにお金を払っているのか、心地よい眠りに払っているのかわからないくらいの至福の時。


床屋を出て隣りの中華屋へ。中華丼とジャンボ餃子。ジャンボ餃子は2個からとある。大きさがわからないから2個で様子を見る。これがなかなか美味しい。大きさは思ったほどではなく、これなら3つ頼めばよかったな。


コンビニで『文藝春秋』1月号を買って帰宅。

文藝春秋』から「文春夢の図書館 読書達人が選ぶ337冊」を眺める。福田和也氏が“20世紀小説ベスト10冊”の第1位にヘンリー・ジェームズ「鳩の翼」を挙げている。へぇ、そう来ますか。第7位のイーヴリン・ウォー「ブライヅヘッドふたたび」(ちくま文庫)の吉田健一訳は読みたいと思っているのだが絶版。確か最近どこかの出版社で単行本として復刊されたらしいのだが、やっぱりちくま文庫で読みたい。これも来年あたり復刊してくれないものだろうか。


昨日に続き「お言葉ですが…第11巻」を読む。


今日の4000番台。

リトル・ジョニー・C

リトル・ジョニー・C


R&B畑から転身したトランぺッターのジョニー・コールズのリーダーアルバムが4144番。この人を余程気に入ったらしくピアノのデューク・ピアソンが5曲も曲を提供している。この人のトランペットは人の声で言えばハスキーボイス。音が伸びるような伸びないような、歌い上げるような上げないようなその真ん中を行く。